第144話 2ヶ月ごとの定期検診

今日は2ヶ月ごとのがんセンターの検診日だった。


前は診察前に血液検査をして、それから検査結果が出るまで

1時間ほど待ってから、診察をする


そういう流れだった。


それが今は予約時間より早く病院について受付しても

先生が空いていればすぐに診察になり

その後に血液検査という流れになっている。


今日も少し早めに着いたので、お昼ご飯でも食べようと

病院内のコンビニに入ったところで呼び出し音が鳴った。


私の行っている病院は、受付をすると

受付番号と共に、ショッピングモール等であるフードコートで使われているような

呼び出し音が鳴る器械を渡される。


それがあるので、早めに着いていても呼び出し音が鳴るまで

院内を自由に行動ができる。


呼ばれたのは予約時間より30分ほど早い時間だったが

早く済むならラッキーとお昼を食べるのを我慢して待合室に向かった。


先生によって違うのだが

今の先生は、呼び出し音で呼んだ後にも比較的早く診察の順番が来てくれる。


前の先生などは呼び出し音の後、待合室に行っても

そこから軽く30分以上は待たされていたので

呼び出し音の意味無いじゃないかと思っていたので今はありがたい。



「体の具合に変化はありませんか?」


と問われたけれど


相変わらず、何度も目がさめるとか倦怠感が強いとかホットフラッシュとか

そのぐらいは普通にあったが

前回から劇的に変化があったというわけではなかったし

前回やった血液検査も特に異常は無かったのだろう


診察はあっという間に終わった。


またどうせ看護師さんとの面談も飛ばされるんだろうな

と思っていたら、次回、CT検査があるので

それの説明のために久々に看護師さんとの面談があった。


造影剤を入れてのCT検査になるので

糖尿病の薬を飲んでいると

その種類によっては薬を一時的に止めないといけないらしい。


私の飲んでいる薬は、それに当てはまっていたので

次回の検査日の前後2日間は糖尿病の薬を止める事になったのだ。



そして毎度の血液検査は

前回のバンソーコーを選ばせてくれた看護師さんで

いつも苦戦するのが嘘みたいにスッと採血出来た。

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