第129話 ちょいとここだけで愚痴らせてください

泣き言というか、愚痴というか

最近、ちょっと精神的にキツイ話を吐き出そうと思う。



私の仕事は、一緒に仕事をしてくれる人を探したり

入社してくれそうな人が入社してくれるように導く事なんだけど


今ね、とてもいい感じの人がいて

私はその人と一緒に仕事がしたくて、その人がうちの会社にこれるように

色々とささやかだけど手助けをしている。


その人にはね、就学前の女の子が二人いるの。

二歳と五歳の可愛い子が。


なんだろうね……私が子どもを授かれなくなったからだろうか

子どもたちを見ていると、とても切なくなるんだ。


その人が、うちの会社で一緒に働けるように

区役所に行って、保育園の空きが無いか調べたり


保育園に電話したり、ベビーシッターさんの事をネットで調べたり


子どもがいないけれど、保活の真似事みたいな事をしていると


「ああ、子ども欲しかったな」


とやたらと子どもの事を考えてしまう。


ましてや、たまにその子どもたちと会うと

可愛くて、可愛くて


でもどう接してあげていいか分からずに

自分がダメ人間のように思えて


その上、その子たちと別れた後に

自分が子どもが授かれない事に改めて打ちのめされる。


これが結構に辛い。


夫は何も言わないけれど、子ども好きだし

私のせいで子どもを持てなくて


そういう事で悲劇のヒロインみたいに自分を責めたって

何の意味もないのも分かっている。


けれど、その一緒に働きたい人の保活のお手伝いをしていたり

子どもたちを見ると


子どもの事の辛さから逃れられないような

楽天家の私でも追い詰められちゃってキツイ。

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