第62話 不安

初回の癌告知、次の具体的な病状説明と手術、そして今度の抗がん剤治療。

今回ばかりは私もかなり不安がある。


抗がん剤の副作用が怖いというよりは

抗がん剤を受ける病状なことを改めて実感して怖いのだ。


そんなんじゃダメだって思うから、少しでも安心しようと

色々な情報を集めるんだけど、そんな時に先日書いたガンカンジャのような

(ようななんて言ってごめんなさい)

作品を読んでしまうとボディブローが効き過ぎてヤバイのだ。


今までだって癌を侮っていたわけじゃない。

出来るだけ前向きに、悪い方に考えないようにしてきたことで

不安で押しつぶされることなくこれたんだと思う。


ガンカンジャを読んで、癌ってああいう苦しい病気なんだよ。

あんたは甘いんだよ、ともう1人の自分が不安を煽る。

「でも」と言っていつも通りの楽天的で前向きな私になろうともがく。


だからこそ逆恨みかもしれないが、私はガンカンジャの感想をボロクソに書いた。

他の人に私みたいに嫌な影響をされてほしくなと思ったしね。



もしかしてガンカンジャは関係なくて、更年期で気分が沈みがちになってるのかな。


何にしても、気分転換に入院前にお買い物したりオシャレしたりして

楽しもうと思う。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る