第11話 婦人科系疾患に罹った者の毒舌と本音

私が今回患ったのは『子宮』。




男性にはピンとこず、女性にとっては何かあったら他の臓器以上に恐怖のところだ。




だからこそ訴えたい事や知って欲しい事がいろいろある。




まず、そういう子宮の病気になる前段階として


不正出血とか生理不順とか重い生理痛とかあるよね。




そういう症状があって


「気になるから即病院行こう!」


となる模範的おりこうさんは問題ないだろう。




けれど重さや度合いによるが


少しぐらいの生理不順や少しぐらいの生理痛は


生理が順調過ぎる人でなけれは経験あるのでは無いだろうか?




その上、産婦人科というものは


行くのにそれなりの勇気がいる場所だ。




あきらかにコレおかしいだろ、となれば別だが


少しぐらいの症状だと、何となく先延ばしにしてしまうこともある。




そうすると知らず知らずのうちに色々と病状が悪化してしまうこともあるのだ。




こういうことがあるので、闘病経験のある人や家族が患った人


ただ単に、心配してくれている人等が




「恥ずかしいとか言ってる場合じゃないでしょ、すぐ病院行かないと」




ともっともな言葉をかけてくれる。




けれどその後に続く言葉と導きが問題だと


私は自分の身に置き換えてとても今回考えた。




飽きるほど見聞きする言葉に




「お医者さんは大勢の患者さんを診ているんだから恥ずかしがる事ないよ」




というやつがある。




これねぇ、薄っぺらいよ。


そりゃあ誰だって分かってるよ、そんな事。




でもね、そんな言葉1ミリも響かないし、それで「そうだね」と重い腰を上げれる人は


そんな言葉無くったって自分で動くんだよ。




本当に相手を心配してるんだったら、そんな聞き飽きた言葉をかけるだけで終るんじゃなくて


一緒に病院まで付いていってあげて、病院終ったら何かその人が気持ちが明るくなれることに


付き合ってあげなよ。




食事行くとか、ショッピングいくとかさ。




そこまでしない、出来ないくせに


いかにも心配してるフリして、ありきたりの言葉で正義感振りかざすような言葉言ったって


偽善で薄っぺらいし、場合によっては




病気かもと悩んでるその人を追い込んだり苦しめることにしかならないよ。




私は幸い、そういう人が周りにほどんどいなかった(ゼロではない)ので


気持ち的に追い込まれずに済んだけど




病気のこと調べてると、あまりに見聞きする言葉だったし




なーんで、あんな心にまったく響かない、相手を追い込むだけの言葉を


心配してるフリして言う人多いんだろう?と思った。




闘病経験のある人は自分がした思いをしてほしくないと思い言うのだと思う。


けれど言葉のチョイスを間違ってる。




思い返してみてよ、自分はその言葉で心動かされて即病院行った?


まったく躊躇しなかった?




分かっていても心動かされるほどの言葉じゃないこと思い出して。




こうやってね、これに関しては色々考えてたし、この事を文章にして


多くの人に伝えたいと思ったんだよ。

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