花の精霊とクリスタルの王子

春先雪

第1話 「出会い」

 あらすじ

 遠い昔、花の精という国が存在した。私の国フラワー城。そこは奇跡を花に与える

 国である。私はその国のお姫様八橋里奈。私の国です。私はこの国の王女、世界一

 可愛く、美しく、美人と言われる私に事件が起きるとは思いもよらなかったのです。そして、その事件がきっかけで彼と出会うなんて思いもよりませんでした…

 これは彼と私の運命のお話である。

 メアリー 「姫様。どちらへ」

 里奈「ちょっとそこまで」

 メアリー 「いけません。外にでては」危険です」 

 里奈 「大丈夫。大丈夫」

 里奈「皆さん私がだれだか分かりますか。私はこのお城の王女。里奈です。そして、この物語の主人公でもありますがいつも召使いとおかっけごっこ。私はさいなん。はぁ…。」

 そんな思いをしながら私は城の外に飛び出したのである。 バタン ギー

 里奈 「わぁー奇麗。最高」

 その世界はお城の生活以外で素敵な場所で会った。妖精がいて花は咲いて、

 青い空、白い雲が見えて、動物が駆け回っていって。素敵な世界でした。

 里奈 「すごい。こんなに奇麗なんて。見たことないわ」

 影人 「良かったわね」

 里奈 「あなたは誰」

 影人「私は闇の精。可憐よ。あなたを迎えに来たの」

 里奈 「あなたはあの時の…」

 私は彼女の姿を見た。彼女は私たちの敵である可憐であった。花を呪鬼に変え滅ぼす策略の人であった。

 里奈「危険。逃げないと」

 私は走った。しかし、彼女は追ってきた。

 可憐「逃がさないわ」

 里奈 「助けて。誰か」

 私は走りながら叫んだ。その時、光が差し込み、その光が私を導き、連れ出してくれたのでした。そして私は不思議な城に迷い込み。その城の前で倒れ混んだ。

 バタン

 しばらくした後…

 青年 「君しっかりして」

 里奈 「…」

 ぱち

 里奈 「あなたは誰」

 青年 「僕はセラン」

 里奈 「セラン…」

 そこで私は彼と出会った…

 里奈「ここは何処?」

 セラン「ここはセラン家だ」

 里奈 「セラン家。あなたの屋敷」

 セラン「ああ。僕は吸血鬼の伯爵の殿下です」

 里奈 「吸血鬼?私の血がほしいから助けたの」

 セラン「いや。君が悪の華の精に襲われていたから助けただけさ」

 里奈 「ありがとう」

 セラン「それにしても君の血のにおいは素敵だね」

 里奈 「…えっ私の血は美味しくありません」

 セラン 「僕には感じるんだ。花の血のにおいが」

 里奈 「しません(赤)

 私は顔を真っ赤にさせた。

 がさ

 セラン「こうすれば感じる」

 彼は私を抱きしめ血を呑み始めた。

 里奈「ぁ…」

 「スー」

 里奈「…」

 私は何も言えなくなった…そして、

 セラン「ねえ感じるだろ里奈」

 どくん

 私は彼の鼓動を感じた。甘酸っぱい香りと優しさと思いやりがあることに

 そして彼の囁きと笑顔に惹かれ、そして恋いに落ちた。

 里奈「…はい。伯爵王子様」

 セラン「僕は君が好きだ。里奈。」

 里奈 「…伯爵殿下…」

 セラン「僕は君に触れ、君の血を吸い始め君の全てをしれた」

 セラン「だがまだ知らない事があるもっと吸わせてくれないか」

 里奈「セラン…私の思いは変わりません。」あなたに触れて

 あなたのことを知ることが出来ました」

 セラン「では受け取ってくれるのかい僕の気持ちを」

 里奈「…はい。セラン」

 セラン「私の姫になってくれるのかい」

 里奈「…はい」

 セラン「うれしいよ。里奈姫」

 がさ

 彼は私を思いっきり抱きしめた。  ぎゅうー

 里奈「セラン王子…なにを。ぁ…」

 バタン

 セラン王子は私を庭の芝生に倒した。

 がさ

 セラン「ありがとう。ではその証として君の血と花の精の血を

 すわせてくれないか」

 里奈「はい…セラン」

 セランは私の肌の全て血を吸い始めた。私の服がずれるほどに…

 がさがさ

 ス-」

 里奈「……あっセラン様。からだから私の力が…」

 セラン「ああ。私も感じるさ。君の血を透し」

 セラン「君の全てを感じる。吸うことで。君は美しい」

 里奈「あっあ…セラン様。私もう駄目です」

 セラン「分かってるよ」

「がさ」

 セランは私を抱き抱えた。

 セラン「これで君との愛の契約は交わせたよ」

 里奈「はい。…セラン様」

 セラン「「さあいこう姫私の姫よ」

 里奈「…はい。ぁ…」

 私はセラン家に引き取られる事になった。

 その後、私はセランの部屋で意識がもうろうし深い眠りについたのでした。



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