1週間魔法少女生活、します
にほとかげ
第1話 プロローグー朝ー
今朝は寝覚めが悪い。別に昨日遅くまで起きていたわけでもないし、
外も快晴で、すがすがしい朝・・・になるはずだったのだが昨日の夢が世界を変えてしまった。
今日は日曜日。学校もないしどこかへ行こうと考えたのだけれど、それどころではなくなった。
とりあえず、2階から1階へ降りて朝ごはんを食べようと考えた。
トーストされた食パンをほおばりながら昨日の夢のことを考えた。
その内容とは、「やぁ、ぼくはリュウ。よろしく!」などと言いトカゲに羽を生やしたような動物がいきなり目の前に現れ、「さっそくだけど君に魔法少女をやってもらうよ!」と言われたのだ。とりあえず自己紹介しないとだめかなと思いしかたなく自己紹介することになったのだ。
「私は大山 雪です・・・えっと、」とまで言ったところで
「ああ、いいよ知ってる。16歳でしょ。」とリュウは言ってきた。
「ちょ、なんでそんな個人情報知ってんの?!」と問い返したが
平然と「そりゃまぁ、わざと君を選んだからね。」と返すだけだった。
まぁ、それで終わればいいのに、「君には今日から魔法少女になって世界を平和にしてもらいたいんだ。さっそくその内容を・・・・おっと、そろそろ夢からさめるようなのでまたあした。いや、今日!」と言ってきた。
また明日じゃなくて・・・今日・・・?としばらく考えた結果がこれだ。
さて、そんな1日をなにげなく過ごし、夜がまたきた。寝ないとしんどいので寝ることにした。するとやっぱり、例のトカゲが出てきたのだった。
「それで、内容がねーこの世界についうっかり魔法動物逃げ出しちゃったんだ。でね、捕まえるの僕こんな体じゃ無理だしーね?あとね、ひとつ言っておくとそのうちの1匹が実は[時間使い]なわけ。えーっと簡単に言うとね、時計の日付、時間を変えれるって感じ。でね、しかもそいつが今暴れてるの。この世界で。今、日曜日じゃん?気づかない間に記憶が消されてまた日曜日になってるんだよ。これって未来に大問題なんだ。どうにかしてもらえないかな?」とそのトカゲ風は言う。
「仕方ないし手伝うよ」とオーケーを出してしまった。
そうそう、今話したこと、ほかの人に言うとダメだよ。僕のしっぽ切られちゃうから。と苦笑いしてトカゲは去っていった。
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