キンとギン
結城雪夜
第1話 ギンの誕生日
お日さまみたいに元気なキンと泣き虫で寂しがりやのギン。
そんなキンとギンは仲良し。
大きな森の湖の畔の小さな家にすんでいる二人はいつも一緒。どこに行くにも、何をするにも一緒。
ある朝、ギンが起きたらキンがいませんでした。ギンは不安になって探しました。
『キン、どこにいるの?かくれんぼ?』
いつも一緒に遊んでいる森の中を走り回って探しました。それでもキンは見つかりません。
『嫌いになったの?』
ギンは淋しくて泣きました。たくさん、たくさん、泣きました。涙が枯れるほど泣いた頃、誰かの足音がしました。
『ギン』
聞き覚えのある声に顔をあげると、キンが立っていました。たくさんのプレゼントを抱えて。
『誕生日おめでとう』
ギンは満面の笑みを浮かべました。
二人は仲良く家に帰り、たくさんのご馳走を食べました。
『キン、今日はありがとう』
キンとギンは仲良し。いつまでも二人仲良く暮らしました。
キンとギン 結城雪夜 @tukuyomi-luna
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。キンとギンの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます