Project-LOST『世界の構成』

新波 琴葉(熱)

紀元

世界の始まり

・世界にはまず混沌があった。

(この混沌は「無」「根源」「対流する水」「原初の泥水」とも呼ばれる)



・これが陰と陽に分離した。

「陰」と「陽」が生まれ、それらが再び融合すれば混沌に戻る。



・そこに知恵ソフィア生命ライフが混入し、陰と陽がそれぞれ両方の作用を受ける。

(知恵は形を観測する力を与える。生命は無物質を物質化する)


「陽」

知恵により精神を得て、それをもって世界を観測(創造・想像)する情報保存体を形成し、世界が生まれる。

逆に、同時に生命によって陽から生まれた世界(本質)は、精神にそれを観測させた。


この、陽の精神こそが世界の情報である根源情報・運命アカシック・レコードであり、精神界深層の不動魔力素によって形成される。

この世界こそが、陽の物質化であり、陽自身であり陽の精神に創造されたもの。

陽はこれにより「神」となる。




「陰」

知恵により精神を得て、それをもって「心象渦イマジナリィ」を生み出し、世界に変動の余地を与えた。

同時に神(陽)の精神たる根源情報・運命アカシック・レコードと本質である「世界」の間を阻む「境界」(陰の本質)を生み出した。


この、陰の精神こそが万物の空想であり、彼らの精神の集積体、つまり心象渦の流動魔力素フルイド・アストラルを形成する。

この境界こそが陰の本質であり、陰自身が生み出したもの。

陰はこれにより神(陽)を阻むもの「サタン」となる。






神(陽)の精神は境界(サタン)によって本質との間を阻まれる。




神はその精神、「アカシック・レコード」(世界の情報)から本質を正す「論理(ロゴス)」を「聖霊」に乗せて本質へ放つ。

次元世界に表される「父なる神ヤハウェ」と「子なる神キリスト」と「聖霊」である。



それを阻むサタンの精神、「コレクティブ・アンカンシャス」(空想の集積)(ミュトス)は「論理」に対抗する「欲動(イド)」を「」に乗せて神の作用を阻む。

次元世界に表される「夢想する明星ルシファー」と「大いなる赤竜(イド)」と「悪霊」である。




神の精神が「世界の記述アカシック・レコード

神の本質が「世界」

サタンの精神が「心象渦イマジナリィ

サタンの本質が「境界」

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