第3話 契約
俺は勇者ベルモントダージリン松岡。
地球という世界でパン屋で余ったパンの耳をただでもらってホームレスに売りつける仕事をしていたが、ある日サモア付近を散歩していると空から突然ボーイングが落ちてきた。
完全に死んだと思ったが、次の瞬間、目覚めると異世界に飛ばされていたんだ!
そしてなんとなく冒険していると邪気を放つ塔を見つけた。
これは行って邪気の原因を確かめ解決しなければ!
そう!俺は勇者なのだから!
だって俺を召喚した人も、
「世界に蔓延する邪気を払い、ゆくゆくは魔王を倒していただくのがそのー、まぁ目標、という形にはなっているんですけどー、あのーはい、もちろん冒険での交通費などの費用はですね、領収書を添付して送付していただければそのー、一ヶ月分の給料の方と一緒にですね、お支払いしますんで。え? あー保険ですかー……。労災とかの関係もある? あのですねー、勇者は危険ということを前提としたですねー、職業になりますのでー、そういった類のものは契約勇者の段階では加入していただくことはできないんですよーすいませんねー。6ヶ月以上の活動でそれまでの実績等を考慮して正勇者になれるかどうか、人事と役員の方で査定させていただきますんで、正勇者になればそういうのの加入もできるんですけど~。はい、ほかに質問はありますか? ない、わかりました。詳しいことはこの就業規則に書いてありますので、よろしくお願いします。何かあれば私ウエマツと申しますんで、名刺のこっちの方の番号に連絡していただいて、はい、よろしくお願いします」
って言ってたし!
頑張って塔の邪気を払うぞ!
アヴァベルの朱き塔 きたまくら @cNM-nyusan
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。アヴァベルの朱き塔の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます