第28話 紅茶対ジャガイモ 後編

光の戦乙女と炎の姫騎士、は互いに動き回り撃ち合いぶつかり合っては

切り結び合いとダンスを踊るように戦っていた。


ドイツの騎士とイギリスの騎士の時を越えた対決でもあった。


セイロンとグレンダは、同期生だった。


セイロンは純粋にイギリスから移民してきた貴族の一族。


グレンダは、名前はイギリスだがドイツ系でネオアースの貴族。


微妙につながりがある二人は仲が悪いわけではないが、セイロンが

グレンダを子ども扱いしてからかいながら可愛がるという悪癖の為

グレンダがムキー!!と怒る。


どこかの猫と鼠の漫画のような二人である。


そんな二人の勝負の行方は、セイロンが炎の剣を下段に構える。


対するグレンダが、ライフルとフェザーと合体させ光の斧を上段に構えた。


両者ダッシュし、切り上げと切り下ろしの対決はグレンダが突進をキャンセルし

て機体をセイロンの機体の横に回る。


攻撃を回避され剣を思い切り振り上げた所を、グレンダの斧がセイロン

の機体へと振り下ろされその両腕を切り落としたのであった。


試合の勝者はグレンダとなった。

「・・・・・ふう、虎太郎と相撲の稽古が役立ちましたわ♪」


グレンダはさわやかな笑顔だった。




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