WhiteSky
兎○
第1話
White sky
人気を博したVRMMOであり、その人気は操作の自由性から来ていると考えられている。日本の人転堂が出した世界に誇るゲームでありながらも社会問題となっている廃ゲーマーを企業努力によりほかのゲームに比べてあまり作らなかったことでも知られている。
White skyの名前の由来は白い空に自由に夢を描いてほしいということだという。
そんな御託はいいのです!私は!ついに!この人気VRMMOのwhite skyを手に入れました。皆さんはwhite skyを知らないかもしれないので軽く説明しておこうと思います。
このゲームのよさは生産職から戦闘職ついにはNPCという役まであるという操作の自由性です!そしてチャットもあります。
ここまでは普通のVRMMOと変わらないかもしれませんがこのゲームの最初の立ち位置はすべて運任せ、つまり全部ランダムなのである。()クトゥ○フみたいな感じですね。
引き直しができるだろうって思います?それができないんですよねこれが。だから最初から最強な奴もいれば(確率的には強くても顔や体が悪かったり年が凄いことになっていたりするらしい)。それを返せば最弱な奴もいるということなのです。
このゲームのランダム要素は
・種族
・年齢
・体力値
・魔力値
・顔面偏差値
・仕事(ジョブ)
・幸運値
この7個ですね。虹の色の数とかけているらしいです。この他に固有スキルやジョブスキル、種族スキルがあります!
人転堂の最後の情けなのか性別は自分で選べる仕様になっています。ただこれを進化させることもできるし数値も少しですが上がります。その上種族によっては大幅に数値に変更が加わるのです。
ここで皆さん興味がないかもしれないが自己紹介をしておこうと思います。
私は我有 雪月華という名前でがう せつげっかと読みます。今まで一人として同姓同名にあったことがありません。
年齢は21歳。いまはとある大学で教師になるために学んでいます。そして今は教育実習生としてそこの大学附属の中学校に行っている。White skyを買ったのは教育実習が始まる前でしたが教育実習の準備などがありプレイをすることができませんでした。もちろん教育実習中は忙しすぎて遊ぶことができず終わってもそれに関するレポートなどが雪崩のように襲い掛かってきていたためこれまた遊ぶことができませんでした。
しかしそれももう過去形です。私はプレイをするために必死でレポートを書き上ました(実際過去最高スピードだったに違いありません)
そして明日は休日!勉強しろという声が聞こえる気もしますが休むことも大切です!と私は信じています。だから私はゲームをしたいと思います。
朝四時に起きられるようにスマホの目覚まし時計に時間を入力し準備は万端です!
はい!朝です!
何ですか?ご都合主義すぎる?気のせいですよ気のせい
朝ご飯を食べ早速、VR機器を自分の頭に装着します。
その時、ルームメイトの佐藤(仮名)が恋人と一緒に帰ってきました。リア充爆発しろと思っていましたが雲行きが怪しいようです。どうやら佐藤(仮名)が別れを切り出したようです。するとそれに怒った石川(仮名)が包丁を取り出してきました。
いやいやいやいや貴方どこからその包丁取り出したんですか!?
しかも佐藤(仮名)私を盾にしないでください!
そういおうと振り返った瞬間私の腹がカッと燃えるように熱くなりました。そこに反射的に手を当てるとぬめりとした感触とともに鉄のにおいがしました。
何、佐藤(仮名)悲鳴を上げて…い…るん…です…?
そこから私の意識が飛んだようです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます