第15話 お見舞い…。

今日は、お休みだった。

カミングアウトから始まる物語としているが、私にとってまだ

進展と言うものは無い。

どうすれば、私を診てくれる医者と出会えるのかがよく

分からない。

心療内科・精神科という部類の病院は、医者との相性が

よくないと続かない。

薬で治せると言うものとは、次元が違う。

だから、なかなか進展しない。

年内には進展は無理だろう。

来年こそは進展させたいとは思っている。

そんな中、友人が入院してしまった。

糖尿病、所謂、生活習慣病と言われるものだろう。

かなり、重度な様で心配だ。

今日は、その友人のお見舞いに行った。

病院と言う場所は、とても患者を弱らせてしまうイメージがある。

入院前までは元気だった友人も、少し元気が無かったように

見えた。

病院の魔力かもしれない。

お見舞いに対して、私は初経験であり、何も分からなかった。

そこで、活用したのがネット。

本当に便利な時代だ。

お見舞いの作法とか仕方まで掲載されている。

まぁ、私の場合は、ツンデレな面もあるのでお見舞金だけ

わたしてしまった。

本当は手紙とか、書いてあげたかったのだが、私も精神状態が

おもわしくない。

人間に対して、恐怖の感情を抱く私にとっては、そのお見舞いにすら

すごい精神的エネルギーを使う。

それでも、かつて無口な私に声をかけてくれた友人を放っては

おけず、お見舞いに行った。

今では、親友だ。

大きな病院なので、人は多い。

昨日の夜は、安定剤などフルコースで飲んでいたので耐えられた。

薬を飲んでいなければ、発作を起こしていたかもしれない。

友人もかなり、弱々しく見えた。

心から、頑張れと思う。

私の自殺をとめてくれた友人でもあるのだから…。

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