布団の草子

恐怖

ホラー苦手だけど

うっかり見ちゃうことあってね。

何でこんなに怖いのか

考えてみた。

恐怖の本質は、死と感情だと思う。

死。

高所→落ちるとヤバイ

閉所→息詰まりそう

天災→軒並みヤバイ

殺意→ヤバイ

幽霊→死んでる

殺人鬼→死の安売り

水・海→溺れそう

死を連想させるものに

恐怖を感じる。

類型に痛みも含まれそう。

感情。

好き。嘘。痛い。欲しい。…。

感情が分からなければ

さほど怖くない。

相手の感情が伝わり

その感情が行動に足るものだと

受け止めた時、

それが恐怖になる。

人形の恐怖。

人形に感じる恐怖の本質は

人が作った事と自由に動けない事だと

思うの。

もしも人形に心というものがあるのなら、

真っ先に動けぬ我が身を呪うであろう。

感情を表現できない我が身を

呪うであろう。

そうしてその呪いは

人形を作った人間に向けられるであろう。

人形へ潜在的に宿りうる感情が

恐怖を感じさせるのではと。

赤ん坊の恐怖。

赤ん坊は一人では生きていけない。

放置された一人の赤ん坊は

死の危険にあり、その状況自体が

世を恨むに足るものである。

そうした潜在的に宿りうる感情が、

あるいは死への連想が

恐怖を感じさせるのではと。

平成29年5月9日(火)晴れ