目覚め

見続けている 迷路

走っている風と 止まっている私

「アレ?」 

そう思ったら プツリと切れた

思考の青い糸


むき出しになった 柔らかくぷにゃりとしたもの

「ヤダ!」 気持ちが悪い!

悍ましい現実と 頑なな幻想


私は その二人にそっぽを向かれて

気付いたのだ

「なんだ私、そんなに親しくなかったんだ」


よく知ることだ 何事につけても

浅はかな自己矛盾におちいるよりも前に

誰かの心の扉を 開けなさい

そして あなたの心のカギを

預けなさい


信用を得て 真実を与えなさい

赦してあげなさい 罪にも限りはある


それよりも大事なことは

人が 人であること

草木と同じように 生きて死ぬこと

ただそれだけを 感じ取ること


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