14.勇者と出会ったらしいですよ
現在7層の広間にいる俺達は険しい顔をしながら喜んでいる。
そんな複雑な感情を持っている俺達の目の前には敵の死体が山のように転がっている。
「あー!アカツキ!あぶなああい!」
バチーン!
「いってー!なにするんだよ!」
「アカツキだってポムを制御できずに私にぶつかってきたじゃない!」
「う、ううそれは…」
「どうにかしないとやばいわよ!」
そう。俺達は前作った装備に悩まされている。
俺の作った装備は強力すぎたのかもしれない。
「ライトスピア!!」
バーン!!
「なんで槍が爆発するんだよ!」
「仕方ないじゃん!この装備で私の魔力が3倍にも膨れ上がったんだから!これでもまだ弱くしてるのよ!」
この装備には欠点があるのだ。それは自分のステータスが大幅に上がってしまうこと。
聞くだけだとわからないがやっている本人たちは実感できる。
例えるなら、50m走9秒だった人がある靴を履いたら4秒になるものだ。ただの小学生がボ○トよりも早くなるのだ。制御できるはずないだろう。さっきの爆発もそうだ。マナなんてもとは200しか魔力がなかったのに今は600だ。これで制御するほうが難しい。
「あああ!もうなれるしかないだろ!ここの層は幸い比較的弱くて経験値も多いからレベル上げにバッチこいだ。どんどんそのライトスピア(爆弾スピア)をこのアンデット共に御見舞しろ!」
そして月日は立っていないが時間がたち…
「lv24からあがんねー…」
「やった!lv25になった!」
「lv24になってからもう1時間立ってますけど!?もう上がんねーぞ...切り上げるか...」
lv20から急に進みが悪くなり2時間やったが24までしか上がらなかった。
「そういえば気になってたんだけど...」
「ん?」
なんか合ったっけ?
「作った装備たちどこにあるの?」
「……まずい...まずいまずいまずい!!…5層のボス部屋においていったままだ!」
まずい!まずい...このままだと…
「このままだと王国のやつらにみつかってあっちに戦力を与えてしまうわ!それはまだいいとしてもっと危険なことがある...」
「こんなところにこんなに強い装備があるわけ無い…このダンジョンにはなにかあるはずだ…とおもわせてしまう。そうなると俺らの発見も早くなる…」
「急ぐわよ!もう冒険者がダンジョンを攻略しているかもしれないから!!」
「おう!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ああああ!」
「助けてやってくれええ…俺のゆういつの友なんだああ!」
「【ヒール】!大丈夫かい?」
「あ、ありがとうございます…」
「彼をあっちでねかせてあげて。」
それにしてもこのボス物理防御が高すぎる...僕は攻撃魔法が使えないっていうのに…
「【フレイム・ストーム】!」
「ガオオオオオ!!」
「みなさん!あいつは魔法防御が低い!魔法を打てる人は極力魔法を打って!」
「「「ファイアーボール!」」」
「ガオオオ!!」
「【アイス・ストーム】!」
「ガ…おお…」
「いまよ!!」
「っあ!流星切!!」
…ザッ!ザッ!ザザ!
「んああ!」
バキーン!
氷が割れ、6層の扉が開いた。ふう...あの魔法使いが居なかったら危なかった。
「ふう...間に合ったか?」
「間に合ってないわよ!はやく!ぼーっとしてないで逃げるわよ!」
「お、おい!奥の装備は!」
「そんなのにかまっていられないわよ!」
「き、きみは...」
「まずい!追いかけてくるつもりだ!まだ使っていない技だが...【閃光】!」
ピカーン!!
「「「ウッ!なんだ!」」」
みんなは気づいてないみたいだけど僕はちゃんと聞こえたよ。君が意思をもって話していたことを。そして話し相手が妖精だったことを。
「きみとおお!戦えることを僕は待っているからなああ!」
召喚獣に乗ったゴブリンと妖精は闇に消えていった。
名前:アカツキ
種族:l%;「=ゴブリン
Lv:24/100
HP:1000/1000
MP:200/200
攻撃力:1(+230)
防御力275(+350)
魔力:1(+40)
素早さ:1(+105)(召喚獣+100)
スキル
「鷹の目lv1」
「アダマンタイト体質lv1」
「経験値UP率増加lv10」
「召喚獣強化lv5」
「ライダーlv10」
「魔力操作」
「召喚:シバドッグ」
「鑑定lv5」
「闇魔法lv1」
「鍛冶lvMAX」
「見切りlv5」
「閃光」
称号
「転生者」 「不運者」 「自我魔物」 「ユニークモンスター」 「奇跡なるもの」「乗車省略」「相棒」「ライバル」
スキルポイント:74
名前;マナ
種族:エンジェル
Lv:25/100
HP:1132/1132
MP:1769/1769
攻撃力:62
防御力:45
魔力:357(+400)
素早さ:232(+150)
スキル
「フライlv20」
「魅力lv10」
「回復魔法lv10」
「星魔法lv2」(lv1UP)
「MPUPlv20」
「魔力lv20」
「人化lv1」
「流星群」(MPすべて消費)
称号
「ユニークモンスター」「迷子の妖精」「相棒」「天使」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます