第2話 キラキラ女子の批判
あなたは、キラキラ女子を知っているだろうか。
必ずあなたの周りにいる。絶対いるから見渡して欲しい。
しおりは、そんなキラキラ女子が大嫌いである。キラキラ女子は男をゲットするために、興味ないやつはどんどん蹴落としていく。
くずみたいだ。
しおりが合コンに参加したときのこと。
「陶芸を勉強している21歳です!」最大限の可愛いさを繕って、自己紹介からスタート。
「へえ~~!すごいねえ!」って食いついてくれる優しい筋肉男。持ってるものが違います。しかし喜んでいる暇はない。男に誉められたら、試合終了。キラキラ女子の格好の餌食。「筋肉君~、しおりちゃんって毎日泥まみれなんだよ~、デートいくとき毎回つなぎ着てくるんだよ~、わらう~」キラキラ女子のこの発言に対して、反撃しなければ。
....
「そうなんだ~、笑っちゃうでしょ~!」はい、敗北。しおり、なんのひねりもない、普通の解答。一度ノリに乗らされたら、もう後戻りできない。後2時間はお笑い系に走るしかない。場の盛り上げ役に徹するのみ。
次の日、
キラキラ女子から、ラインが来る。
「筋肉くんから、今度またのみたいって、ラインきた~、一人じゃ不安だから、しおりちゃんも行くよね~、てか筋肉くん絶対しおりちゃん推しだよ~」
しおりは、既読をつけて、さらっと流す。
ラインブス。ラインの返答ブスである。
行くわけなかろうが、やられてしまえばいい。1回やられて、泣いて、またすぐ合コン行って、またやられてしまえばいい。
さあ
今日も泥だらけのつなぎに身をまとって、
ろくろを回そうじゃないか。
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