第228話亡き女を想い続ける

うつむいているだけの日々。

顔など上げる気にもならない。

お前が突然この世を去ってから、俺の心は闇の中。


早すぎるじゃないか。

やっとお互いの心が通じたのに。


他の女など声も聞きたくない。

近くに来られるのも嫌だ。


俺は心に残るお前の笑顔だけを想い生きることにする。


いいか。


俺があの世に入ったらお前は一番に俺を迎えるんだ。

俺は、この真っ暗闇の心の中で、それだけを灯火にする。


いいか。


俺はお前が大好きなんだ。






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