「ファイア」

煩先生

 

集落に降る

歴史の御業

心象で観た

空は何処へ


奇を衒って

踊る被写体

虹色の油が

眼球に浮く


憤慨に足る

焦土の死臭

全能を経た

神は何処へ


血で洗って

交る不条理

銀製の命が

略奪に咲く

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

「ファイア」 煩先生 @wazurai

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ