2017/05

 書いてないわけじゃないんですよっていうとなんか言い訳みたいですが、なにぶん行動の幅の問題で、この名義でここにリリースすべきものがなくて申し訳ございません。


 映画を見ています。

 ゴーストインザシェルとかドラゴンボールとか、実写の原作ありを見て行ったのですが、原作ありのものをハリウッドの文脈に無理やり落とし込むのって、悪い意味ですごいな、と思ってしまいます。

 日本人だからかもしれない。

 仮に自分がなにか原典があるものから、別の形のメディアに落とし込んでいくとき、かならず何らかのイデアというか、これをもってこの作品のコアと言うことができるだろう、というものをなにがしか獲得して、それを込めて作ると思うのですね。

 だから一方で、それを使わなかったりとか、もしくはまったく違う要素を物語のコアとしてとらえるということは、悪い意味ですごい技術だと思うんです。自分には技術的にも、道義的にもできない。

 ここで道義って思うのも、日本人だからかもしれない。

 ありとあらゆる商業メディアは多かれ少なかれ商業的要素をはらむものだから、興行収入さえ獲得できるなら、それでいいのかもしれない、と思うは思うんですが。


 でもそれって、寂しくないのかな、とは思っちゃいますよね。


 そんなわけで、ゴーストインザシェルも、ドラゴンボールも、どうやったらこれができるんだ、と悩みながら観ていました。お薦めはしません。評判の良くなかった映画は家でパーティーのときに笑いのネタにしながら観るのが自分には合っていると思った次第です。

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