空の街

れもんじゅーす

予感

 ただ意味もなく窓から見える星空を眺めていた。星を寝るまえにみるのはもう日課になっている。みると心が安らいで気持ちよく眠れるのだ。


  そんなことはいざしらず、隣で寝言を言いながら眠っている妹の伶奈。その顔はただ純粋に夢を楽しんでいるようだった。今日は 満点の星空だ。星々たちがめいいっぱい輝いている。あ!流れ星だ。今日はこの辺にしとくかそう思い横になり布団かぶった。






唐突に目がさめる。意識が今の現実を受け止める。


 ただ意味もなく窓から見える星空を眺めていた。星を寝るまえにみるのはもう日課になっている。みると心が安らいで気持ちよく眠れるのだ。


 

 


その時



なにかが起こる。いままでにない規模の大きななにかが。もし起こったとすれば危ない。いいやこの辺り全てがなくなってしまう。

  拓馬はそうひしひし感じた。誰かに伝えようとするが声にだせない。背筋がぞくぞくする。冷や汗が止まらない。


 こんな経験初めてだ。今の年代にはよくあるとTVでいっていたが、本当に自分に降りかかるなんて思いもしなかった。だとすればやばいことがおきるかもしれない。いやそんなことあるわけない。心を落ち着かせて胸をなだめるように息を吐き、深呼吸をした。すこし安心したのかすっと眠気が来て夢の世界へ落ちていった。

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