役立たずの最強治癒(?)使い

焼き肉

第1話

はじめまして。特にこれといった自慢するところもない冴えない30歳独身の私こと真です。


私はどうやら夢を見ているようです。

フワフワした感覚の中でどこまで続いてるか分からない白い部屋

床を触ってみるもフワフワとした柔らかい感触

あるのは目の前にある赤いスイッチのみ






うん。これは夢ですね。気持ちよいフワフワした感覚の中でもう一眠りしよう。見るからに押してくれといわんばかりの赤いスイッチなんて無視してこの心地良さに身を任せて再度眠ろう。そう思い瞼を閉じた。






、、、。


、、、。







、、、どのくらいたったであろうかふと目を開けるとさっきと変わらぬ白い部屋。

まずは大きく伸びをし周りを改めて確認してみる。

するとあからさまに怪しかった赤いスイッチのところに可愛く『押してね♡』などと書かれたフダが貼られていた。


自分以外にも誰かいるのだろうか?周りを再度見回してみるもスイッチ以外は相変わらずどこまでも白く人影など見当たらなかった。

さあ、どうするか。これは夢なのか?夢にしては長いななどと思案してみるも特になにかが変わることもないのでとりあえず押してみるか〜っとそのあからさまに怪しいスイッチに手を伸ばす。




それ『ぽちっとな』っと






『やっと押してくれましたね』っといきなり全裸の女の人が目の前に現れたのだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る