どエルフさん ~仲間殺しの罪を背負って騎士団を辞めた元騎士、奴隷狩りに襲われていたエロい女エルフを助ける。エッチなエルフたちとはじめるきままなハーレム冒険者生活。~
第1534話 ど著者さんと壊れてしまったどエルフさん
第1534話 ど著者さんと壊れてしまったどエルフさん
【前回のあらすじ】
著者は愚痴った。盛大に愚痴った。「逃げるな戦え!」と炭○郎に煽られた猗○座の如く憤りを込めて愚痴った。そしてスッキリしたかと思ったら、たった一週間にもかか関わらずまたストレスと疲れが溜まっていた。今回の商業原稿が、思いの外にヘビーで「二週間の作業量じゃねぇ!!(katternさんは初稿の初稿作業を二週間でやります→その後二週間でガッツリ修正)」とちょっと身体と精神に来ていた。暑さもヤバかった。とにもかくにも夏バテと終わらぬ仕事、積んだ小説により身動きが取れなくなった作者は、たった一週間で満身創痍だった。具体的には三徹した。生活習慣が狂いに狂っていた。完全に夜型人間と化していた。全ては――年始から走りっぱなし、まったく休みのない生活がよくなかった。筆者、もう四十路やぞ。
「おい!! あんだけ先週盛大に愚痴ったのに、また今週も愚痴かい!!」
愚痴らせてくれよモーラさん。
というか、お仕事って大変ですよね……。
「商業作家は、みんなこれくらいのこと普通にやってるんじゃないの?」
兼業でやってる人は合間縫って書いてるワケですからね。みんなようやるなと思っております。専業でもこれだけキツいのにどうやって時間を捻出しているのか。
というか、僕も商業原稿した空き時間で、創作とかやりたい……。
「商業で完全に創作のリソース使い果たしてるものね。まぁけど、この夏に入ってから、週末にストックをちゃんと作れてるのは偉いと思うわよ……」
◇ ◇ ◇ ◇
「待て!! タンデム!! ちょっと様子がおかしい!!」
「今さら怖じけづいたかティト!! ゲッ○ーとジャイアント○ボ!! どちらが巨大ロボの代名詞としてふさわしいか――雌雄を決する時が来たんだぞ!!」
「その前によく耳を澄ませるんだ――」
「大地の嘆きを聞けとでも言うのか!! 笑わせるな、ここは地の底だぞ!!」
「違う!! 今週も作者がどちゃクソ疲れている!! これは、まともに原稿が進まないパターンの入りだ!! 気を抜くとトンチキ展開になるぞ!!」
「……なんでお前は、そういうことは分かるねん」
はい、今週も作者が疲れていてトンチキ展開になる奴です。
というかもう疲れていない時などないくらいにつかれております。
小説書くのは得意だから、小説家になったら、まぁ今よりは楽に生きて行けるだろう。趣味をやる時間も増えるだろう――。
そんな風に思っていた時期が筆者にもありました。(白目)
「本編そっちのけでなんか語り出したぞ!!」
「なんということだ……商業作家になってから、そっちの原稿にリソースを極振りしたせいで、趣味原稿の粗さが目立つようになってきたが、まさかここまでの凋落をしてしまうとは。創作の神々に対して失礼ではないのか」
その創作の神々をパロって争わせている時点で敬意なんてねえ!!
※ 嘘です、ちゃんと尊敬しております。むしろ、古き良き名作&大作家の足跡をこんな形でも残すことができたならば……みたいなことを思いながら書いてます。商業作でもやりましたが、僕はミッションとして「その時代を切り取って、なんらかの形で残したい」ということを掲げて創作しているので、ただの創作の神々への反抗とかそういうんじゃないのを分かっていただきたいと思っております。
「言い訳まで!! いいのか、こんなことを本文に書いて!! いいのか!!」
「いいんだタンデム!! 週頭と週末は、作者の頭の創作回路が一番ポンコツになっているタイミング!! 多少アホなことを書いてでも、無理矢理書き出さないと、この小説は――エタってしまうぞ!!」
「そんな……エタるくらいなら、さっさとコンパクトにまとめて終わらせればいいじゃないか!! なんでこんな七年間も無駄にダラダラと続けているんだ!! 人生の無駄という言葉をこの作者は知らないのか!!」
※ 知りません
「やめろタンデム!! それ以上、この世界の造物主に逆らうんじゃない!! この男は――自分のヒロインに年増属性を持たせて、ウワキツい格好をさせたり行動をさせて喜ぶ業の深い男ぞ!! そのせいでこのWEB小説は、一部の女性読者から蛇蝎の如く嫌われているとかいないとか!!」
「そもそも読んでいる人がいないだけでは!?」
「さらに、のほほんラブコメディと思わせて、おもっくそ重たい設定をぶち込んできて、読者の心を○すことを生き甲斐にしている、文学的サイコ○ス野郎!! このままだと、お前も妙な設定を付与されてかわいそうなキャラにされてしまう!!」
「もう妹が残酷に○されちまってるんですが!! まだ何か、重ねるべき業があるというんですか!! というか、元ネタの時点でかなり業深いですけど、それを越えるレベルの残酷、木っ端作家のコイツに思いつくんですかねぇ!?」
「…………想い人のミンチ肉を○○るとか?」
「それ!! 同時期にやってた違う漫画の奴!!」
「…………血の繋がってない姉が実はラスボスの○○だったとか?」
「それも!! 同時期にはじまって、その後で地獄を引き継いだ漫画の奴!!」
安心してください、私は木っ端作家。
そう、オリジナルのラノベをいつまでたっても出させていただけない、原作・原画家の人気ありきでしか案件をもらえない、いわば文の才能を否定された小説家。そんな奴に人の心を○すような属性を付加することなどできない――。
とりあえずタンデム。お前は、オッサムの代表作みたいなもんだから、こんな所で早期退場させたら勿体ない。四肢断絶の上で意識を失い、
「さらっと怖い予告してきたぞおい!!!!」
「やめろ筆者!! 疲れているからって、そんな昭和の漫画のノリの展開をするな!! 今の若い子はそういうのしらけた目で見てくるんだから、もうちょっと気乗りのする展開を考えるんだ!!」
「ティトさんも真面目に返さないでくださいません!! 嘘でしょ、いつもこんなノリでやってるの、どエルフさん……よくこれで七年も保ちましたね!!」
筆者の生命もよく七年保ったと思いますよ。(笑)
けど、そろそろヤバいかもしれないので……しばらく休めるくらいの報酬が入る案件をください。
「「筆者ァアアア!! 普通に勤めてたら、部下に任せて楽できたのに!!」」
創作って、仕事を取ってくるのが本当に大変ですよね……。
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