ハーネスと金髪と。

ドラショ アンダーウッド

エピローグと。

3017年。それは、世界を両断するBIGなスケールの戦争<世界第三次大戦>があった2017年から1000年後の世界。そこは、人類が「最高の平和」を求めて建造した大型都市「プロジェクト」が君臨していた。

世界政府は、「世界第三次大戦が勃発した原因は手紙による反乱分子の集結にあるとされる。」

というような旨の声明を発表した。最初から妨害が予想される手段など使うものか。(ああ、ちなみに、この戦争勝ったのは世界政府ね。)

だからどうなったか。

「この発表がある予定の2017年8月6日に、全世界の運送業及びそれらの

子会社の運用及び利用を禁止する。」

かいててアレだが、なんともめちゃくちゃな条例である。

《人類》の「平和を見つける幸福活動」はそれだけにとどまらなかった。

「あらゆる娯楽施設の運営と設置を禁止する。」

とかの項目を法に追加したわけだ。

「戸籍登録された瞬間からその市民は都市の所有物となり、条例、命令に背くことを禁止する。」

どうやら、人類は「最高の平和」を求めて無機質になることを選んだようだ。

千年前に大量の無職プーさんを生産したこれらの条例は、決して今も

無効になることがない。

しかし、とある少数派の組織の人間が、「封印」されていたはずの千年前の文化に触れ、今との違いを文書にして販売したものの、政府はそれを武力でたたき潰した。

、、、というわけで、また戦争が繰り返されそうになっていた。

「文化」賛成派の人間はまた、千年前の技術、「運送」を利用して、」政府を叩こうとしていた。

そこで必要とされたのが、「運び屋」だ。

彼らは「ハーネス」。

世界最強の運び屋のお話である。

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