彼は彼女が忘れられないらしい

翠-sui-

第1話

少し昔話をしようか…

『ねぇねぇ、嶺??』

彼女は、昔ずっとお世話をしてくれていた2歳上の夏美(ナツミ)だ。

「ん,夏美姉ちゃんどうかしたの?」

『今日嶺のお母さん達遅いみたいだからうち家で2人でごはんたべよっか!』

夏美は、何時ものテンションで俺に声をかけてくれたんだ

「うん!夏美姉ちゃんがご飯作ってくれるんだよね!?やったね!!」

『うん!じゃあ,片付けしてご飯作ろっか,お手伝いしてくれるかな〜??』

夏美は、中腰で俺を撫でながら笑顔でそう言ってくれた

嶺(なつみ姉ちゃんとご飯だ!!)

~その日の夜〜

ガタガタッ,パリンッ

「「!??ッ」」

そうだ、その日の夜に家が炎に包まれた。

『嶺!!早く逃げて!私は良いから!早く!』

「夏美姉ちゃん!!!」

夏美姉ちゃんは、炎に包まれ、俺は消防員に助けられた…

夏美姉ちゃんは、体が黒焦げになり亡くなった

そんな昔話をちょっと話したね

じゃあ、本題に入ろっかな

まぁそんなこんなな話だ

Fin

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彼は彼女が忘れられないらしい 翠-sui- @YAGI123

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