9月11日 12:19
今はビクトリアからバンクーバーに帰るためのフェリー乗り場に向かうバスの中だ。
この3日はとてもいい3日だった。
まず9日は電車を降りて、入国審査を受けて、ついにバンクーバーの駅に入ることができた。
一緒に行ったTくんは髪型がドレッドだったので、ちょっと怪しまれ、すぐに出れたが、一瞬だけ、横の小部屋で質疑応答を受けた。
カナダ$に両替して、次にskytrain(モノレール)に乗って、downtownに行った。
9日は天気が悪く、曇り&一時スコール的な雨が降った。
地面を見ながらとりあえず歩いていたら、Bokkoffの看板が目に留まった。
入ってみると店員は全員日本人だった。
店員の人にいろんなことを教えてもらい、とりあえず教えてもらったクラムチャウダーがおいしいレストランに行って、中心のロブソン通りに行き、教えてもらった安いホテルを回ってみることにした。
レストランはガスタウンにあって、向かう途中に有名らしい、蒸気出ている時計台があった。
その他にもおもちゃ屋に寄って、ハート・スペード・クローバー・ダイヤ以外に☆の入ったトランプやK(King)の上があるトランプなどユニークなものを見た。
その後レストランを見つけた。
The スパゲッティ Factoryという店だった。
そこで僕らはクラムチャウダーを2人で頼み、Tくんはラザニア、僕は短い筒状のパスタを頼んだ。
やっぱり食になると僕はあまりハズレがなく、そのパスタはめちゃめちゃおいしかった。
僕的にクラムチャウダーはSo Soって感じだった。
店を出た後、ロブソン通りに向かって歩いていたのだが、少し迷ってしまったので、道行く人何人かに道を聞いた。
その1人が“タリア”という女性だった。
とても綺麗な人でTくんはその人に“いいクラブ”を聞いた。
その後、とりあえず、ロブソン通りについて、お店を拝見しながら、教えてもらったホテルに向かうことにした。
方向を確認するために、地図を広げていると、一組のカップルらしき2人が“Are you lost”と声をかけてきてくれた。
そして、2人は方向が同じだったので、僕たちと一緒にホテルの近くまで案内してくれた。
そして近くまで来たら通りを教えてくれて彼らと別れた。
そこでもまた少し道に迷ってしまったが、ようやくホテル候補①に到着した。
しかし、満室で一からの振り出しに戻ってしまった。
次の候補②は歩いてきた道の反対側にあり、更に結構な距離を歩かないといけないので、休息を取ることにした。
中国系の店でバブルティーを飲んだ。
少し長めの休憩をした後、候補②に向かって歩き出した。
途中で行きたい店を探しながら歩いていたが、その店には入らなかった。
その時はとりあえず、背中の重い思い出たちを置いてからと考えていた。
次に見つけたホテルはYMCAという名前で値段も安かったので、即決した。
説明書も日本語版があり、個室のオートロックでベッド2つ!
これで36.55Canada$は安い!
と2人でハイタッチをした。
荷物を置き、少し休憩して買い物に出掛けた。
1時間程で帰ってくれば、1時間YMCAに泊まればタダで利用できるジムに行くことができる。
しかし、お店を回るうちに、ジムなんてどうでもよくなった。
お店でカナダ的お土産をいくつか買い、なぜか本屋でぬいぐるみを買い、HMVに寄った。
そこで、1年間東京に暮らしていたことのある日本語ベラベラのちょんまげヘアーの店員に出会った。
自分のことを宮本武蔵だと言っていた。
とても良い奴で、とても気さくだった。
“どれでも試聴できるよ”
“どれでも聞きたかったら聞きなよ”的ノリでいろいろ教えてくれた。
Tくんはその店員がドンピシャのセンスでパッと選んだありえないカッコよさのCDを買った。
僕も試聴した音に惚れたCDを買った。
夜はクラブに行くと決めていたので、YMCAに戻って仮眠を取ることにした。
YMCAに戻ると階段の所でドアを開けるのに戸惑っている日本人らしき女性?女の子?2人組がいた。
話を聞けば、今さっきバンクーバーに着いたばかりで今日はとりあえずここに泊まるらしい。
とりあえず、オートロックを開けて、部屋に向かって歩いているとおそらく百数十も部屋があるのに、向かいの部屋同士だった。
これも何かの縁と、Tくんが夜のクラブに誘った。
返事はOKで12時くらいと言って各部屋に入った。
仮眠後、合流し、クラブに向かった。
また迷いながら探したが、候補①はcloseだった。
次に向かおうと地図を広げていたら、日本人3人組が、お困りですかと声を掛けてきた。
その3人組は今日知り合いのパーティで知り合った3人組でこれからどうしようかなと思っていた所だったらしい。
んで計7人で次の候補のクラブに向かった。
こっちの専門学校に通っている人など、バンクーバーに長くいる人たちだったので、いろいろ聞き、いろいろ教えてもらった。
次のクラブは昼間来たガスタウンにあった。
パスポートを見せ、中に入った。
素人でクラブ初の僕でもレベルの低さと音楽の悪さは理解できた。
あと、僕の求めているmusicではなかった。
そのクラブには昼間に道とこのクラブを聞いたタリアがいた。
友達を紹介され、少しだけ話した。
2時間くらいそこにいて、3時閉店の少し前にそこを出て帰った。
クラブの前で3人組と別れ、4人でYMCAに戻った。
それから朝?6時くらいまでトランプをしながら、いろいろ話した。
2人は北海道のサッポロの大学に通う先輩、後輩で25日までバンクーバーにファームステイをするらしい。
農家で手伝いをするため、滞在費は格安だ。
1人は“ナナミ”さんという21歳で誕生日が7月だから僕たちとタメだった。
もう1人は“カヨ”さんという23歳。
クラブで弱いのに酒を飲み過ぎたり、外人にナンパさたりするオモシロくていいノリの人だった。
偶然にも2人は心理学を専攻していて旅の面白みを肌で感じた。
次の日の朝は11:00にチェックアウトなので、少し前まで爆睡し、ロビーで待ち合い4人で遅いbreakfastを食べた。
っていっても近くのsubwayのデイリースペシャルだけど・・・。
食後2人と別れ、僕らはビクトリアに向かうことにした。
とりあえず、昨日降りたskytrainの駅に向かった。
人に聞いたが、逆に迷ってしまい、少し焦ったが、なんとかバンクーバーのtrain stationに着くことができた。
そこでチケットを買い、フェリー乗り場に向かうバスに乗り込んだ。
フェリー乗り場まで1時間、フェリーが1時間半、さらにバスで1時間の道程だ。
フェリー乗り場までのバスからはバンクーバーの綺麗なビル達が見えたが、シアトルに比べるとここは汚いという印象を受ける。
フェリーに乗り、甲板で横になり、大自然を満喫しながら、ビクトリアまで旅路に感動していた。
その後、バスでビクトリアに着いた。
16:30に着いたので、最終便で帰ったとしても3時間くらいしかいることができないので、もうこっちに泊まることにした。
まずインフォメーションセンターで安いホテルを聞き、歩き回り、3つに値段を聞いて一番安く条件のいい所に泊まることにした。
ここでも1人35.00Canada$とお手頃でオートロックではないが、個室で二段ベッドとダブルベッドがあるオシャレな部屋に泊まった。
もう時間も時間なので、dinnerを食べることにした。
Tくんはロブスター&ステーキのセットを、僕はshell fishと書かれたとりあえずのシーフードを頼んだ。
そしたら、お皿に山盛りのあさりとカキがきた。
それを殻と格闘しながらちびちび食べた。
最後のほうは少しクドくなってきたけど、海の味?がしておいしかった。
その後、夜のビクトリアをブラブラしてホテルに帰ったのだが、昼間も見たお城みたいな建物が、ライトアップされて何ともいえない威圧感を出していた。
2人は圧倒されて、長い間ただただ見つめ、脳裏に焼き付けていた。
そのまま良い気分で寝た。
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