第12話 「作家の方は副業で」っていうのを最近よく見かけるんだけど…… (^_^;)
「小説の売れ行き低迷」が言われて久しい。
それについては時代の流れとか媒体だとか手間だとか視聴者・読者の負担の程度だとか色々理由があるんだろうけど、
(もちろん、そういう話自体は前から言われていたんだろうけど)
昨今、作家は別の仕事で生計を立て「作品作りは副業で」という論調が目につくようになって、あれ? と思った。
でも、それってつまりは
「個人の余暇を使って(どれほど自作に情熱を傾けているかは別にして現実としては)片手間で書く」ってことになるわけで、
けれど一方、小説の対抗馬としてよく引き合いに出されるアニメなんかは、
給与を保証された人たちが「本業として」作っている完成度の高い作品なわけで
つまり、潤沢な資本に支えられて、その道のプロが一日の時間の全てを使って全力で取り組んでいる作品なわけで、
そんなものと手弁当で張り合えと言われても「本業の余力で書かざるをえない作品」が「複数のプロが手掛ける全力の作品」に果たして勝てるものだろうか。
ものすご~く無茶なことを作家に要求しているんじゃないかなあ~と思った次第。
たとえ本気度が同じでも、同じくらいの才能だったとしても、それじゃハンデがありすぎるよね (^_^;)
人の体力には限度があるから、作品の質をMaxまであげるのは、精神論だけじゃ難しいだろうし。
あ、作家の人たちも社員にしてみたらいいんじゃないかなあ。
年俸制にするとか。一年とか二年とかの期間契約を結ぶとか (^_^;)
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