320 夢幻戦記 12 総司乱菊抄(下)
2003.12/ハルキ・ノベルス
<電子書籍> 無
【評】う
● そろそろ新撰組結成しそう(まだしない)
神剣・菊一文字を手に入れ、ついに己の刀を手にした総司。一方、芹沢の暴虐は狂気の域にまで達しつつあった――
前半は幽霊を見に行ったら幽霊で「ひえ、幽霊だ」というだけで100ページ経っており、正気を疑う進みの遅さであったが、後半は芹沢鴨の大和屋襲撃のくだりとなり、妖怪に取り憑かれた芹沢の狂気と、芹沢を打倒するための根回しをする土方の駆け引きがなかなか良く、淫乱ホモ魔界公爵楠小十郎の横槍も史実とは違う展開を予期させ、さすがにそろそろ面白くなるんじゃないか、という期待をさせてくれる。結局、話が多少なりとも面白くなるのは、史実で有名なシーンばかりなのだ。
しかしふと冷静に巻数を見て12という数字に気づき、え、こんなになにも起こらず新撰組結成にたどり着かないままもう12巻なのか……と唖然とする。いまはまとめて再読しているからいいが、リアルタイムで読んでいた時は刊行ペースも早くないため、あまりの展開の遅さ内容の薄さに次巻を読むときにはなにもかもを忘れていて難儀したものである。
それにしても表紙を描いている笠井あゆみの画風がどんどん変わっていくな……いや、この巻の表紙好きなんだけどね。『麗人』の表紙も「あれ?いつの間にか別の人になってる?」と思って名前見たら笠井あゆみのままだったりして驚いたりしますからね。
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