「スーファミ版 ストリートファイターⅡ」
格闘ゲームというジャンルを世に知らしめた伝説のゲーム、「ストリートファイターⅡ」をコンシューマ移植した作品。映画化もされ、当時の人気といったらとんでもないものがあったろう。ストⅡ売れば爆売れ確定、みたいな時代だ。今と違って景気のいいことだ。
ちなみに、映画版ストリートファイターⅡ、篠原涼子さんが歌う某歌は個人的に名曲だと思う。
さて、ストリートファイターⅡの話し……なんだけど、今回は特に話すことが少ない。ので、精一杯の引き伸ばしを。
最近よく思うのが、90年代は本当にゲームバブルだったんだなぁ、ということだ。
「キングオブファイターズ」などの格闘ゲームシリーズで有名なSNKが発売した「ネオジオ」という据え置きハードは、一本のソフトを三万〜四万ほどで発売していたらしい。
アーケードゲームを自宅でできる、ことがコンセプトのマニア向けで、それを考えると割高でもないようだが、なんにせよ今では決してできない価格設定だろう。
今回紹介するスーファミ版ストⅡも国内で280万本、世界で600万本を超える売り上げを出している。
アーケードゲームをただ移植しただけで、である。何百万本も売れて当然な時代なのだ。
携帯電話やソーシャルゲームの台頭でゲーム市場の縮小が嘆かれている昨今、ひたすら羨ましい時代である。
一人のゲーム好きとして、ゲームという文化の低迷には悲観の念を感じざるを得ない。
ぼくがよぼよぼのじいさんになっても、新作ゲームが発売していて欲しいものだ。
そして子供たちは親に注意されながら友達と楽しくゲームをやっていて欲しいものだ。
さて、戯言終了。
ぼくのストリートファイターⅡの思い出。
友達の家にみんなで集まって、ワイワイゲームをしていた。
その家主の友達がスーファミを取り出し、ぼくにストリートファイターⅡの対戦を投げかけた。ぼくも二つ返事で応じた。
友達がエドモンド本田、ぼくがダルシムだったと思う。
操作方法も教えてもらえないまま戦い、普通に負けた。
次はリュウで挑んだ。また普通に負けた。
ぼくはストⅡをやめ、ロックマンをやった。
以上がぼくのストⅡの思い出である。それ以後、ストⅡはもちろん、本格的な格闘ゲームをプレイしたことがない。
別に友達を恨んだ訳じゃないし、もちろん格ゲーのことも恨んでない。
ただ、その件で格ゲーに対して興味や積極性を失ったのは確かだ。
友達は、今となっては貴重な格ゲープレイヤーの芽を、自らの手で摘んでしまったのかもしれない。因果なものである。
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