骸羅origin

煙草のわかば

第1話 

201×年×月××日、正午過ぎ。




朝方と日中の寒暖が激しい日々だったが、

今日も日中は暖かくなりそうだ。

(* ゚艸゚)プププ



私は、痩せっぽちなので、寒いのは骨身に

堪える。

今日は、穏やかな陽射しが心地好く過ごし

やすい。



今日、私は趣味の神社巡りで、ほんの少し

遠い神社まで、車で来ていた。

車で、普通に走って30分くらいだろうか?

日本神話の、古事記が大好きで神様に会う

のが好きなのだ。

まあ、姿が見えたり、オーブが出たりする

わけではないが。

その神社ごとの、雰囲気や印象が違うのを

楽しむとでもいえばいい(੭ ᐕ)) の?だろう

か??




この神社は立派な石の鳥居をくぐった途端

甘やかな清風が私の体をすり抜けていく。



頬を撫でる、柔らかな風が私の来訪を……

まるでいたわるようで、心地よい。




新宮神社。



御祭神は、イザナミ神と、ハヤタマノヲ神、

ヨモツコトサカヲ神。



ほんとにいい風だ。



御神域の木々の薫りを含む、柔らかな吹き

心地は私がイザナミ様の神社行くと、まる

で出迎えてくれるかのように吹いてくれる

一陣のそよ風なのだ。



なぜかって?



そりゃwwwwwwな??

私がイザナミ様にメロメロ(///∇///)❤で?

萌え萌えだからだよ。

うん(o^-')b



申し遅れた。

私の名前は、秋葉征二郎。

今年で、42才。

独身、未婚。



おまけに、低学歴で求職中(≫∩≪。)⚡⚠


リストラされたのだ(汗)

社会の景気は、ドン底の底の底から若干は

上向いてきたが、まだ寒い。

洒落にならん。



職がない(汗)

選っているのではない。

私の目に触れた時には……面接希望者が殺到

しているのだ(>_<。)⚡



今は、まだなんとか飢えを凌げるだろう。

収入は、失業保険と多少の貯えで、今は!?

食いつないでいる。



が、早急に!

働かなければ生きた心地がしない。



ガチでヤバイのだ(汗)

天涯孤独の身でもあるし。




そんなわけで、この社には、一服の癒しと

再就職祈願に来たわけだ。

趣味も満たせるし♪♪ (*´∇`*)





スタスタと、石畳の参道を進み、おててと

お口を濯ぎ本殿前で、お賽銭を50円入れ、

本殿へと二礼二拍一礼し、その場を少し離れ

本殿横手の、杉の御神木の脇に据えてある、

ベンチで一服するとしやすか?



と思いつつ、そちらを見ると…?!

御神木のそばに、美女が!?

御神木の方を向いてるので、私からは、その

美女の背面しか見えない。



腰まで伸びた烏の濡れ羽色の黒髪と、眼福な

流麗なる背中から腰へのライン。

絶妙な細さと長さ、そしてバランスのとれた

脚線美が私の両目を、釘づけに!



一瞬、たしろぐ私(汗)

だが、なにかが!!



そちらに足を進めよ……



と、そそのかす。

普段は、ヘタレのくせに。



そしらぬ顔(´・ω・`)をしいしい、内心は

気になりつつも御神木から、すこし離れた

ベンチに座り、くたびれた私にはサイズが

一つ大きいジャンバーのポッケから、



わかば



を、一本出すとジッポーで火をつけた。


(*´゚Д゚)y━~ プハァ♪♪




一息大きく吸い、わかばのゴリゴリヘヴィ

なる吸い心地を味わうと、吐息をゆっくり

出す。




すると…、美女(推定)の顔が、チラッと

こっち見た。グラサンかけてる。



゚+。:.゚おぉ(*゚O゚ *)ぉぉ゚.:。+゚


Di(アゥ!!)rのサングラスやん(/ω\)💦



めちゃくちゃ綺麗な、お顔の輪郭をしてる

から、すごく映える❤

美女(妄想)が、こっちの方へと、ゆっくり、

歩を進めてくる。



歩き方、カッコイイ!

整然とした立ち振舞いが歩法に出ている。

私になど、用はないだろうがな。

私は、視線をそらせた。


が……しかし‼‼?!

美女(お約束?)は、私の前で立ち止まると、



「ジッポーの匂い。



 《わかば》って……銘柄の煙草。



 そして……

 冴えない顔……。




 ゆめみの…とおり……」




美女(願望)が、淡々と…鈴の音のような

声優じみた声で言った。

なんか、初対面にしては…いささか失礼な

一言がある気がするが、まあ良い。

ホントのことだ。

ズケズケものを言うのも、美女ならば許せ

よう。


だが、美女(かな?)の突飛な発言で、一つ

二つひっかかった。

ゆめみ?

それは、人の名か?




そんな知り合いはいない。

私には。



名前からして、女の子だろうが、そもそも

女姓の知り合いが、私にはいない。



なぜか、女性と縁がない。

(≫∩≪。)



あっても、何故か……(泣)切れるのだ。

縁が🎀✂(汗)

パターンは、様々ある。

見事に切れる- - - ✂️♪♪💔



あ、名字かもしれんがね。

夢弓さんとかねw



あと、考えれるのは、σ(・_・)もしかして

この美女(懇求)巫女さん?とかwwww



まさか、そのものズバリな夢視とか(汗)





「ゆめみ?

 なんのことですか?」



若干、目を細め私が問うと美女(切望)は

Di(アゥ!!)rのグラサンを、左手の人差し指で



クイッ…



と上げ、ベンチに座ってる私の方へと屈み

こんできた。


「秋葉征二郎、42才。

 最終学歴は、高校ではなく職業訓練校の

 塗装科。

 転職は、四回。

 現在は無職で、未婚で、彼女無し。


 ここまでは、探偵使って調べれば分かる

 事よね??使ってないけどね。


 異性との交際が一度もナシ。

 産まれてこのかたナシ。

 チャンスを、ことごとく逃してる。

 私には、わかってる。



 未だに、ど……」




待て!?まてまてまて!!!?



てか、黙れ!!美女(渇望)



そっから先は最高機密だ。

たぶん( ̄□ ̄;)!!



一陣の、妙に乾いた風が私と美女(哀願)

のすき間を、吹き抜けた。

パサパサと、御神木のしめ縄の白い紙が、

たなびいた。



…………。



こんな描写が、ぴったりな五秒ほどが流れ

永かった。

じ・つに!!永かった。



わかばの長い灰が落ちた。



「なぜ知ってる、ですか?

 私の名前とか(汗)」



唖然としてる私は、怖じけながら聞いた。


当たってるから。


ちょっと怖い……。

本当に(汗)視えるとか言うなよ?




すると、

美女(懇願)は笑みを含み、のたまった。

当然のように。




「夢で視たから。

 貴方なら、意味が分かるはずでしょ?」




と。

さらっと、抜かしやがった!?



視えてたああああ!! orz



嗚呼……

やっぱし、そっちの夢視でしたか。

そうですか(汗)



美女(羨望)は小憎らしいほどエレガント

に、Di(アゥ)rのグラサンを外すと、左手の、

人差し指で大きな瞳を指さした。




「この瞳で」



美女(ニоーギンロゴ予告並の100%確定ww)

は、不敵に



ニヤリッ…



と、笑った。



この麗しい笑顔ならば……

エナジー〇レインを、喰らっても仕方が有る

まいwwww



この悪魔め!!(嫁当確w)




「どっこいしょ♪」



とか言いながら、隣に座るとか反則なん

です(>_<)ノからね////



あと、横からつぶらな瞳で


ジッ…



と、見るなああ///////



免疫ないのにぃぃ😓



私が、たじろいでいると、美女(限定配信)

は、私のシドロモドロな姿を楽しむような

瞳で見ながら




「ねぇ、秋葉?

 貴方のね、力と知識を貸してほしいの。



 ・・・・・・

 八百万の神々へと、姿を与える力を」




と、言った。

単刀直入に、意味不明だった💧



だが、しかし

は?Σ(oωO`*)!?なんですと??

私にそんな力はない。



古事記が大好きで、神様の姿形を妄想する

ことは多々あるが……

なにか?



つーか?なぜに知ってる?

それも、夢で視たとか?






「私に、そんな力はありませんよ(汗)

 ないない💦💦💦💦

 知識も、ネットとか、書籍の見かじり

 ですし」




美女(レア構図№3)は、私の方でなく、

本殿の方をまっすぐ見ていた。



・・・・

視ていたのかもしれない。




「秋葉は…、日本の神様は好き?」



しかし…………

なぜにwwww呼び捨てwwww




「ええ、好きですよ。



 とくに、この神社に主祭で奉られてる、

 イザナミ様には、もうメロメロです。

 大好き❤(//∇//)♡」



私も本殿の方を見ながら微笑み、サッパリ

と言う。

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