第5話
【起承転結】・【5W1H】
「起・承・転・結」とは、物語の展開に従って読者の感情をコントロールし、理想的な盛り上げ方をするための方法論です。
わかりやすくいうと四コマ漫画の構成方法として広く知られています。
①【起】=物語の始まり、登場人物や世界観を紹介し、同時に【承】への伏線を張ります。
②【承】=【起】の内容を受けて、物語が進む。次の【転】で、どんでん返しに向けた説得力の確保。
③【転】=大事件が起き、これまで謎とされてきた伏線の真実が明かされるなど、状況が大きく動く。
④【結】=感動のフィナーレ。最後の最後に前の【起】【承】【転】でそれぞれ張っておいた伏線の回収。読者ビックリのオチを複数用意し、作者・読者共に納得のエンディング。
④まで完璧にできたら傑作です。ぜひ私に読ませてください!
【5W1H】
5W1Hとは、読者に状況描写を把握させる6つの英単語の頭文字からきています。
「Who」=誰が
「What」=何を
「When」=いつ
「Where」=どこで
「Why」=どうして
「How」=どのように
このように描写されていれば、読者は物語の出来事を理解しやすいという考え方です。
5W1Hは、もともと新聞記者が、文章を読者に理解されやすい方法をと編み出された手法で、小説にも深く通じるところがあるので、ほとんどの作家が活用しています。
しかし、上記を何が何でも必ず順番通りに描く必要はありません。
時には常識を覆(くつがえ)す勇気も必要かと、個人的には思います。
少し書いてみて、自分で何度も何度も『読者になったつもり』で読み返すとよいでしょう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます