言の刃

小生 物思いに耽りて候

人はみな 人斬りにござんす

ひっさげた妖刀の名

言の刃と申す


その魔剣の恐ろしさ

斬られた者は 気付かない

口舌の刃のなんたるなめらかさ


笑んだ仮面のその下で

蠢く 飛刃の鋭さよ


その魔剣の真の恐ろしさ

斬った者すら 気付かない

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