第17話 異世界のドージンウォーズ③

 ミシェルのブースに戻ると、なにやら背が低いわりにいかつい体付きの男が、ミシェルに説教をしているらしき様子だった。あんたまがこちらに気付いて、必死に何か手振りでサインを出している。

 話を聞くまでもなく、状況はわかった。

「てんちょ、どうします?」

 メロディの言葉に、俺はニヤリと笑った。

「上等だ。これも想定の範囲内だぜ。思っていたよりも早かったけどな」

 クレーマーの対処は店長の役目。俺が何年、面倒くさいオタククレーマーを相手にしてきたと思っているのだ。これくらいでテンパるほど寝ぼけてはいない。

「あの、こちらの展示ブースの展開は、彼女ではなく当方が担当しております。もし問題がおありでしたら、当方が承ります」

 まずは注意を俺に向ける。

 この世界ではどういう種族なのかはわからないが、多分ドワーフか何か。小柄でめちゃくちゃ屈強そうなおっさん。暴れるタイプではないことを祈って声をかけたが、男が出た途端に若干面食らったような顔をしたので、案外内弁慶タイプなのかもしれない。

 ドワーフおっさん(仮)は、気を取りないしたかのように俺の方に向き直った。よし、これでとりあえずミシェルと姫様からは意識を逸らせた。

「コミックウォーズは芸術の展示と買い付けの場。形ばかり目立たせて、過激な表現で気を引くような安易な作品を、安価で叩き売りする場ではない。場をわきまえない若輩者のお祭りの場ではないことを心得よ!」

 ……というのがおっさんの言い分である。

 話している内容からして、昔ながらの職人気質、自分のジャンルへの確かなこだわりとプライドを持つタイプと見た。

 よって、対処はこうなる。

「このブースに置いては、我々の展示、作者である彼女の衣装、頒布方法、すべて含めて芸術であると考えております。この頒布形式が問題ないという点については、会場側、主催側にも事前に確認が済んでおります」

 この展開方法をするにあたって、事前に主催にや会場側の条件は何度も確認を取っている。隣のブースとの距離感、行列の作り方、すべて事前に計画済みだ。

 年末年始やお盆の超大型イベント繁忙期経験済みのスタッフが、四人もついている。こちらの勝手がわかってないのを差し引きしても、十分にお釣りが来るくらいの実力派売り子である。誓って会場に迷惑をかけるような展開はしていない。

「この作品をこの価格でお手に取っていただけるのは、我々の製本技術と単価削減、資本調達の結果であり、他の参加者様の芸術性を否定する意図はございません。単価が低い分利益も低くなっております。この値段は適正価格かと」

 ここまで模範解答。ルール違反がないという点は、この手の頭が固いルール遵守タイプの次の一手を弱くする効果がある。

「この場は、素人のコミックを安売りして荒稼ぎするための場ではない、と言っているのだ」

 出ました、オキモチ発言。安売りをしてる時点で荒稼ぎにならないって、普通に考えたらわかるはずなんですけど。早くも論理破綻。

 この手の輩は、明確なルール違反がないとなれば、自然と『自分の意見がこの場における常識であるという論旨のすり替え』を行う。これはオタクや芸術家気質に限らず、世界中で多発するありふれたクレーマーの基本仕様。つまり、屈する理由はない。

 ましてや、ここは営業中の店舗ではないから、クレーム対応によって他のお客様に迷惑がかかる心配もなし。

「コミウォのルールと、一般的な芸術論は別のものです。展示とは関係ありません。他の展示の邪魔になるといけませんから、少し場所を移動してもよろしいですか」

 ドワーフおっさん(仮)が、渋い顔をしつつも、ミシェルのブースから少し離れた広めのスペースへと移動する。俺がきたことで、ミシェル本人を怯えさせて展示を縮小させる方法が通用しなくなったことを認めたのだろう。

 何はともあれ、これでミシェルのスペースへの導線を塞ぐ事態は回避。

 さて、ここからがオタクショップ店長の腕前を見せるところだ。いいパフォーマンスになる。

 アニゲーブックス異世界店舗第一号は、ミシェルやアイリーンの本だけをターゲットにしてはいない。委託サークルは増えれば増えるほどいい。

 この世界では同人ショップは当店だけ。つまり独壇場だ。競合がいない店は売れる。需要さえ取り込めば確実に売れるのだ。商売の基本だ。

「大口をたたいたからには、あの小娘の芸術についてそれなりの考えがあるんだろうな」

 ドワーフ(仮)の素が出てきた。いいぞ。本音が出したということは、マウントを取りづらくなってきた、ということだ。

 ニポーンは他種族文化なこともあってか、エロスや性差に対しては寛容な傾向があるようだが、どんな世界であっても「自分より弱そうな相手に対しては、ある程度強気に出る」のが人の本性。温厚そうな少女のミシェルより、成人男性である俺の方が「やりにくい相手」なのは当然だ。

 とはいえ、ドワーフ(仮)に比べれば、こちらは所詮ヒョロい人間オタク。相手はまだマウンティングを諦めてはいない。大人しくついてきたのがその証拠だ。ヒョロい男一人なら、どうにかなると思っている。

 だからこそ、つけ入る隙がある。相手がナメているうちに、流れをこちら側に向ける。

 暴力はこの場では「明確なルール違反」であるから、この手のルール遵守タイプの堅気は基本的に安全だ。暴力に訴えることなく、ある程度話をお行儀よく聞いてくれるからである。

「私は小田九曜と申します。最近、このイケオウルに開店したコミック専門店の店長です。以後お見知りおきを」

 まずは名刺を渡して愛想良く挨拶。

「私は、ドワーフ族芸術協会会長、スゴク・ツヨイだ」

 丁寧に挨拶されて相手はやや、出鼻を挫かれたようだった。素直に名刺を受け取って名前まで教えてくれるあたり、やはり根が真面目。

 それにしても、ペンネームなのか本名かわからないが、なんとわかりやすく強そうな名前か。すごく強い。

「先ほどスゴク様は、ミシェルさんの作品を素人と表現しましたが、貴方はこの世界には、最初から素人でなかった芸術家はいないとお考えですか?」

「そうは言っておらん、ただ、分不相応な売り方をするな、と言っている」

 なるほど、やはりマウンティング型マイルール押し付けクレーマーの一種。

 会長だか何だかしらないが、コミック店店主という『バイヤー側』の肩書きを出して先手を打ったのは、有利に働いたと見える。

「私は書店店主としてミシェル嬢のアイデアと、芸術としての可能性に魅力を感じ、彼女にコミック量産を行う魔法技術を持つ店への斡旋を行いました」

「書店側が、素人の作品に出資するとはどういうことだ」

「同人誌製作における費用は、ミシェル嬢がご両親を説得し、自らの貯金を切り崩すなどして出資していますので、買い付け側としては『印刷には』出資していません。展示についてはあくまで『友人』として協力しましたし、『書店』として買付契約を行いましたが、もちろん他にもっと高値でミシェルさんの本を買い付けする業者が出ましたら、お譲りいたしますよ」

『友人として協力』という点に関しては、正確にはコミウォにおける営業&プロモーションを含んでいるので、やや語弊があるが、おおむね間違いではない。あんたまとメロディのアシスタント代も、姫様の衣装制作代も、ミシェルが個人の資産から出している。

 もちろんコミウォの展示業務に関しては、バイトに日給はきちんと出すことになっているのだけど、それはあくまでアニゲーブックスの業務に対してだ。

 コミウォでは、バイヤー側は買い付けた商品に対して、自由に扱うことができる。その場で持ち帰るも、ブースの主と折り合いがつけば、製本のための受注枠を設けるのも自由。受注枠を売約済み、という仕組みが使えるのは日本の同人イベントにはない、この世界のコミウォ独自のシステムだ。

 このシステムなら、会場してすぐにミシェルの本のほとんどの買い付け契約を行い、他の買い付け業者が現れた場合に彼女に在庫を払い戻しするのも自由。

 ブース主がより高く値付けをした業者に出版権を譲れるようにするためのルールを、ここでは逆手に取った。つまり、ミシェルが頒布した分の在庫以外は、コミウォ開幕と共にアニゲーブックスが買い付けたもの、という解釈だ。

 だから、アニゲーブックスには、店としてミシェルの本を展示する『権利』はある。これがアニゲーブックスの『業務』である。

 他ならぬ俺が、アニゲーブックスのバイトたちが、彼女の同人誌に価値を見出したからこそ、成り立った。

「屁理屈をこねるな!」

 スゴク氏は怒りに震えている。それでいい。この手の理論で、双方、感情面の納得が得られることはまずない。

 俺がするべきは、スゴク氏ではなく、コミウォ会場にいる多くの芸術家たち、そしてその芸術を買い付けに来たバイヤーたちに、価値観を提示することだ。

「芸術を選ぶのは、その芸術に触れた者です。素人でも、始めたばかりでも、それは変わりません。貴方が芸術表現を始めたばかりの『素人作品の価値が低い』と思うのなら、大量生産によって単価を下げ、手に取りやすい価格を最低取引価格に設定したミシェルさんは『相応の判断』をしたということになります」

 アイリーンの言った言葉を思い出す。初めての作品が誰の目にも留まらず埋もれてしまえば、どれだけ高みを目指して描いたものでも、いや高いところを見据えているほど、心が折れやすくなる。

 そうやって、最初の一回目で未来の作家が筆を折っていく。

 日本であってもそういった話はその辺に溢れているのだ。買付額がそのまま創作者のランク付けになってしまうコミウォでは、尚更そういう傾向が強くなるのは当然だ。

 だからミシェルは、薄利多売方式でたくさんの本を売るアニゲーブックスのやり方で、コミウォを変えようとした。

「安売りをすることが、芸術だとでもいうのか?」

 スゴク氏の声のトーンが変わった。この調子で畳み掛ける。

「コミウォでは、頒価はあくまで展示する側が決めた最低買付額です。彼女の芸術に共感したならばその価値に上乗せをしてもいい。そして彼女の芸術にその値段程度の価値すらないなら、存在を無視すればいい。ただそれだけのことです。コミウォのルールには何一つ影響しません」

 ミシェルが行動しなければ、俺たちはコミウォの存在すら知らなかった。原稿やコスプレ衣装を作るために苦楽を共にすることもなかったし、この異世界で人間関係を構築することもなかったかもしれない。

 ただただ、生きていくために店を営業し、なんとか生き延びようとしていた俺たちを変えたのは、間違いなくミシェルだ。ミシェルの『芸術を愛する心』なのだ。

「ミシェルさんは作品見てもらうために、自分でアニゲーブックスに足を運んで、展示に協力してもらうための『交渉』をした。我々はそれを受けた。見てもらえなければ、価値を評価される機会すらない。『素人』から一歩先へと進む機会を、自らの力で切り開くことを貴方は『分不相応』と考えますか?」

 同人は、趣味だ。その表現は、印刷所やイベントのルール、そして国の法律に抵触しない限り、全て自由でなければならない。同人は自分の表現のために作るもの。一般的な『利益』を想定して作るものではない。

 目を覆うような表現にも、不愉快な表現にも、その表現を求める需要がある。少ない需要を探り当てるのが、同人の醍醐味とも言える。

 そして、全ての作品は、発表する場がなければ、批判も評価もされない。

「芸術は初めから理解されるわけではなく、いつでも先駆者が切り開くものだ。設定されたルールさえ守っているなら、その範囲内で自由であるべきだ。その先にある多様性こそが芸術のあるべき姿だ。貴方の批判は、彼女の芸術性の評価ではない。現時点ではルールにすらなっていない、貴方の個人的主観によるレッテル貼りでしかありません」

 スゴク氏の目に、怒りが宿る。怒ればいい。彼はミシェルの作品を読んですらいないだろう。彼がミシェルのブースに立ち寄ったのは、クレームをつけにきたその時が初めてのはずだ。

 怒りをさらけ出すほど、彼のマウンティングは失敗する。ミシェルはただ「目立った」だけだ。彼女自身は問題行動を一切していない。もちろん、俺も、アニゲーブックスの店員たちも。

 彼もそろそろ、この論争を続けるほどに「格下の作家が目立ったことが気に入らない、という自分のありさまのみっともなさ」が、際立っていくことに気が付いていることだろう。

 俺とスゴク氏の論戦は、注目されている。そして、ミシェルも余計に目立つことになっている。そして、その効果によって、本来ならばバイヤー目にはほとんど止まることがない、ミシェルの周囲にある弱小ブースにも人が流れている。

「ミシェル・バルフォアの作品は可能性だ。俺たちはその可能性のために、彼女に協力した」

 もう、十分すぎるくらいに、俺のパフォーマンスは役目を果たした。

 もうスゴク氏は言い返してこないだろう。これ以上騒ぎを大きくすれば、ルールを破綻させているのがどちらなのか、目に見えて明らかになるからだ。

「金を出さなければ目に触れないものが芸術ですか? 金を出したいと思えるものに、出会う権利すら与えられないことが芸術ですか? この作品になら、このキャラクターになら、この『推し』なら金を出せる。俺はそう思った。そして、そう思わせるのが俺たち書店の仕事だ。同人に携わるもののプライドだ」

 証明する――この世界でも、同人誌は売れる。表現は、芸術性だけではなく、一部のものだけが楽しむサブカルチャーではなく、メインストリームになりえる可能性がある。

 エロもバトルも学園も、ふたなりも、触手も、百合も、BLも、全てが可能性でできている。

「私は、貴方が表現者として、芸術家として望むのなら、貴方の芸術を彼女の本と同じくらい量産して、広く様々な人々に届けることができる」

「なん……だと?」

 スゴク氏の顔色が変わる。そう、ここからは芸術論でも、ミシェルの援護でもなく、交渉だ。このドワーフ、コミック界ではそれなりの立場にいるものと見える。

 つまり、この世界の壁サークルと契約を取る絶好の機会なのだ。

「私の作品を、安く売りさばくなど……」

「貴方は安く、安くとおっしゃるが、我々の持つ印刷魔法の実力をご存じないのでは?」

 この世界は写本と魔法製本が中心。写本はハードカバーの羊皮紙装丁であるが、魔法製本は日本で言うところのオンデマンド印刷以下の性能。言うならば、90K上質紙にPPなしコピー印刷、本文も黒のみコピー品質だ。

 これならば、印刷所の方が安くて綺麗に刷れる。日本の同人誌印刷業界が、安く上質な装丁の同人誌を作ることに、どれだけの心血を注いできたことか。

 そこに、セージがすっと後ろから現れた。ミシェルの本を持っている。待ち構えていたのか、こいつ。

「貴方の作品、見させていただきました。俺、こういう作品大好きです。硬派でハードボイルドな、上質冒険もの。あの本が、我々の提携するインサツ魔法を使いますと、何とこの装丁とほぼ同程度の物がこのお値段で三百冊制作可能」

 キラキラツヤツヤホログラムPP貼り、表紙特殊紙フルカラー、遊び紙、カラー口絵あり本文単色刷りオフセット印刷。ミシェルの家の財力を惜しみなく投入して、これでもかという最上級の装丁を駆使しても、この世界の魔法装丁よりも安い。

「なん……だと!?」

 スゴク氏に、二度目の動揺が走る。ナイスアシストだ、セージ。

 イケオウルに足りないもの、それはコミックの量産体制だ。

 確かに美術品としての価値を高めるのもアリだろう。薄利多売はいいことばかりじゃない。リスクもある。

 元の世界にだって、海外のアメコミやバンド・デシネのように、企業作品、芸術作品寄りのコミック展開をしている国もある。日本の出版体制を取り入れることが正解とは限らない。

 だが、同人なら自分の作品の在り方は、作者が決められる。そして、安価な同人誌、こだわった同人誌、それらが個人の資産によって自由に作られるようになれば、確実に芸術の幅は広がる。

「コミック描く側も、読む側ももっと自由になるべきだ。俺たちが欲しいものを描き、俺たちが欲しいものを売り、俺たちが欲しいものを買う。それが俺たちの提案するドージンのあり方です」

 そして、それを売るための仲介者がコミック専門店だ。

「同人誌は芸術の一形態でしかない。唯一のものを求める芸術性と共存できる。俺たちは敵じゃない。時に一点ものの高尚な芸術をもとめ、時に趣味を同志へと広く伝えるドージンを求める。全ては表現という名のもとに自由であるべきだ。一点物と量産の価値は、まったく別のものだ」

 どこかで、拍手が起こった。それは、ミシェルたちの周囲にいた無名の芸術家の卵たちだったのかもしれないし、バイヤーであったのかもしれない。あるいは、今までただ一つの芸術であると己の作品を誇ってきた者たちからであったのかもしれない。

 スゴク氏の顔に、もう怒りの気配はなかった。

 そこに、ミシェルが駆け寄っていく。

「あの、……誤解されたくないので、聞いてください。私は、スゴク様の作品に憧れていました。今でも全く敵わないと考えています。貴方の作品に私の作品が及んでいるなんて、思えません」

 素直で、まっすぐで、曇りのない眼で、彼女は訴える。

「だけど……貴方の作品が、例えば少しずつ仕事のお金を貯めてやっと一冊の本を買えるような庶民の方に届けば、もっと貴方の作品の魅力を知る人が増えます。その中から、苦心して真の芸術を見極める方、努力で財を成した後に貴方の作品をもっと高めるために尽力してくださる方がいるかもしれません。もっと、もっとたくさんの方にコミックを伝えたい。私は――そのためにドージンを、私の芸術を描きました」

 そう、アマチュアもプロも関係ない。全ては自由で、見たいものがあるから、伝えたいものがあるから作品は生まれるのだ。

 何一つ曇りのないミシェルの情熱が、スゴク氏を真っすぐに射抜いた。

「私の負けだ。ミシェル・バルフォア。浅慮を恥じよう。君の作品は、価値がある」

 可能性という、何よりも大きな価値が。

 スゴク・ツヨイ氏はその名の通り、すごく強い。なかなかその場で、自分の価値観を改めることはできない。芸術家気質であれば、なおのこと。

「ドージンに興味がありましたら、いつでもアニゲーブックスイケオウル店へ! 今なら当店独自の印刷魔法技術をお試しいただけますよ!」

 ここから先は、俺たちの営業である。

 ドージン文化は、この世界の可能性になる。

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