アナリティカル・エンジン
アキダリア
外伝『TWIN GEMINI』に登場。
双子の火星騎士リビティナとリベルティナ専用の双頭の複座機。その外観は双頭の竜を思わせる。
現状ディオスクリア以外で唯一複数のアルドノアドライブを搭載した機体で、右腕と左腕にそれぞれ別の固有能力を持つ。
右腕部は荷電粒子砲そのものとなっており、胸部コネクタにこれを接続する事で、軍用機すらも無力化する強力なEMPを放出する拡散放射と、山を一撃で吹き飛ばす威力を発揮する収束放射の二種の発射形態へ変形し、胸部コネクタと接続していない状態でも電磁シールドや荷電粒子螺旋槍としても機能する。ただし荷電粒子砲を使うためにはアンカーとして左腕の存在も重要になってくる。
左腕部にはソルジャージャベリンと呼ばれる刺突兵装を装備しており、これを突き刺された兵器は黒い粒子に覆われ、そのコントロールをアキダリアに掌握される。
これは操作系統の乗っ取りではなく、対象を覆う金属粒子と強力な電磁力を介した物で、ソルジャージャベリンに支配された槍兵(ソルジャー:地球側の呼称は人形機)はパイロットであるリベルティナの脳と直接リンクする事で情報を共有し、細かい行動まで指示する事が可能。
また、槍兵は本体から借り受けたソルジャージャベリンを他のカタフラクトに突き刺す事で更に槍兵を増やす事が出来る。
しかし槍兵の数が増えればリベルティナの脳にかかる負担も増大していくため、そのリスクを軽減するための自動操縦モードも搭載されている。
しかし構造上腕部関節の可動域があまり広くない為、懐に飛び込まれると固有能力の優位性が生かしにくい事、ソルジャージャベリンはEMP影響下でも槍兵を操れるようにブレードフィールド纏っているため、荷電粒子螺旋槍と打ち合えてしまうと言った弱点が存在しており、そこを突いて組み付いたアレイオンの自爆により左半身を破壊された。
その後はケテラッセの真意を知ったリビティナと共にケテラッセから離反し連合軍に協力。天津港でケテラッセのゲリュオンと交戦し、左腕の代わりにスレイプニールをアンカーにする事で荷電粒子砲を使用するという奇策で揚陸城を破壊する。
その際の反撃で左半身をさらに破壊され、立つ事もままならないほどにバランスを失ってしまうが、下半身を破壊された弥月のスレイプニールとソルジャージャベリンを使って合体すると言うまさかの方法で戦線復帰。激戦の末、接合部を破壊されてしまうものの、追撃の雷鞭をスレイプニールが弾いた隙をついて、螺旋槍でゲリュオンの撃破に成功した。
その後はケテラッセの死亡による揚陸城の崩壊に巻き込まれ完全に大破。残骸は連合軍に回収され、そこから接収されたソルジャージャベリンの神経接続システムのバックアップデータは伊奈帆のアナリティカルエンジンの基礎となった。
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