兵装「ハーシェル」

ミスブルー機の右手に装備される剣。

スレインはこの武装を「ハークライト」と呼んでいる。

ハーシェル同様個別に飛ばすが、無数の探検のような状態で背に設置される外部ユニットに付属しており、三本を合わせて柄につけることで剣となす。



スレインの名付けによる「ステイギス・ライト」という攻防一体装置を持つ。


ステイギス

火星の作業用カタフラクトに武装ユニットを外装した量産型カタフラクト。それまで火星陣営に欠けていた「数」を補う機体である。

量産機ながらもアルドノア・ドライブを搭載しており、アルドノアはレムリナ・ヴァース・エンヴァースによる一括起動が行われている為、起動権限を与えられていない人間であっても操縦が可能。ただし、ベースとなった機体が作業用の為、搭載されているアルドノア・ドライブは軍用機としての出力に満たない低出力の物(これは俗に「はずれ玉」と称されている)が用いられる。

武器は四門の機関砲とミサイルランチャー。有人機1機と無人機4機による5機ワンセットでの運用を想定しており、長距離移動の際には機体の四隅にあるジョイントを介して各々を連結し、これによって宇宙での加速効率を向上させる。




が、実際はハーシェルに似たビーム兵器であり、攻防一体(どちらかといえば防御重視)が可能。

というのも、ミスブルー機本体が持つタルシスと同じ能力、未来予知を使うからである。これの併用により、本体に接近した敵を自動迎撃する。



ハーシェル

火星騎士37家門が一人マリルシャンが駆るカタフラクト。

全身の大部分を真紅に塗装されており、シャープなシルエットと相俟って濃紺に彩られたバルークルスのオクタンティスとは対となるような印象を見る者に与える。

その最大の武器は両肩・両足のコンテナに大量に搭載した遠隔無線誘導端末によるオールレンジ攻撃。全周囲から放たれるトリッキーかつ高密度な弾幕はタルシスの未来予測能力をもってしても完全に対処することは難しい。

この攻撃端末は基本的にプログラム制御で運用されるが、制御プログラムは搭乗者の癖に合わせたカスタマイズが可能。また、脳波制御の併用もできるなどミサイルと比較して応用が効く兵装となっている(同様の武装にアキダリアのソルジャージャベリン等がある)。さらに手に持ってビームライフルとして使用することもできる。

近衛兵の座を賭けて行われたスレイン・トロイヤードが乗るタルシスとの決闘の際、持ち前のオールレンジ攻撃によってスレインを苦しめた。しかし月の地形を利用したスレインの策によって攻撃端末を閉所に誘い込まれた結果、オールレンジ攻撃を無力化された事から形勢を逆転され、タルシスの格闘戦用シザースで頭部及びそこに併設されたコックピットハッチを破壊され主を喪う。

マリルシャン亡き後は彼が保有していた他の財産と同様にスレインの管轄に置かれるが、損傷箇所を修復した上でスレインの従者ハークライトの乗機として用いられた。




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