閑話824・『るるる2』

くいほうだい。


ここはおおきなまちなのでくいほうだい。


くってもくってもくってもしかられない。


そもそもひとのかていのごはんをしかるとかだめ。


ひとのかていはひとのかていなんだから、しかるのはだぁめ。


―――確かにね。


「もぐ」


おれのこともいわないで。


きみたちが、おまえたちがなにをたべようとなにもいわない。


いうないうないうないうないうないうないうないうないうないうないうないうな。


いうないうないうないうないうないうないうないうないうないうないうないうな。


いうないうないうないうないうないうないうないうないうないうないうないうな。


いうないうないうないうないうないうないうないうないうないうないうないうな。


いうないうないうないうないうないうないうないうないうないうないうないうな。


いうないうないうないうないうないうないうないうないうないうないうないうな。


いうないうないうないうないうないうないうないうないうないうないうないうな。


おれもいわない。


「もぐもぐ」


だまってくいましょう。


だまってくえ。


「もぐ、うまうま」


だまってくえ。


ひとのかていのりょうりはいじるな。


そのいえのえるーる。


「このおれの」


るーる。


にそくほこうのいきものくう。


だからいわないで。


だまってて。


もぐ。


もぐぐ。


――他人も肯定して自分も肯定したね。

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