閑話738・『ごじゆうにくわれて2』
のどもおなかもなるのがわかった。
けどおなかいっぱいになるともうならない。
おなかのおとがなるとえるふがくる、のどのおとは。
――何だろうねェ。
「ほかのがくる」
みみまるがくる、ほかのめすがくる、でもおすがくる。
おすはきもいきもいきもいきもいきもいにくがかたい。
おすはきもいきもいきもいきもいきもいにくがかたい。
おすはきもいきもいきもいきもいきもいにくがかたい。
おすはきもいきもいきもいきもいきもいにくがかたい。
おすはきもいきもいきもいきもいきもいにくがかたい。
おすはきもいきもいきもいきもいきもいにくがかたい。
おすはきもいきもいきもいきもいきもいにくがかたい。
かたいのがうまい――じゃあいいじゃん。
「じゃあいいか」
それでいいのかな。
りょうほうなるとだからいろいろくえる。
りょうほうなるとえいようばらんすがいい。
みんなうつろなひとみでやってくる、きらきらしたひとみのもいる。
それはごじゆうに。
「もぐもぐもぐ」
「もぐもぐもぐ」
「もぐもぐもぐ」
「もぐもぐもぐ」
「もぐもぐもぐ」
「もぐもぐもぐ」
「もぐもぐもぐ」
ごじゆうにくわれてね。
ごじゆうにおいしくね。
ごじゆうに。
ごじゆうに―――自由奪っている癖に。
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