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閑話６９９・『うまじぶん２』
えるふもにんげんもいないので、ひとがたならなんでもいい。
―――偏った悲鳴だねェ。
「けものはやだ」
にそくほこうのひとがたにそくほこうのひとがたにそくほこうのひとがたにそくほこうのひとがた。
――でもここにはいないよねェ。
「うひひ」
でもいない。
どいつもこいつもいない。
―――どうするの。
「いない」
あしであっているのはおれだけ。
「おれくう？」
じぶんをくう。
いたい。
「でもひとがただし」
じぶんいがいいないし。
いたいし、うまいし。
うまいし。
「うまい」
うまいからいいや。
――あらら。
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