みみまるを食べては駄目、お腹を壊すから、みみとがりはたべても良い、体に良いから。

どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてそれを決めるの。

キョウの声。ｌ

『そりゃ、気遣ってるんだよォ』

だってみみまるのほうがかんたんにつかまえれる、どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてそれを決めるの。

どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてそれを決めるの。

声は止まない。

『耳が丸いのは体に悪いからね』

そんなわけない、ちゃんとおいしい、だけどたべたらだめ。

こんなにもおなかがすいているのに、こんなにもおなかがせつないのに。

どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてそれを決めるの。

どうしたらみみまるをたべれるんだろう。

おこられずに。

―――――――怒っては無い。

『無駄』

みみまるのみみをとんがるように、きればいいんだ。

はさみでちょきちょき。

ないふでざくざく。

ととのえて。

かんせい。

『だぁめ』

それは耳の尖ったみみまるだよ。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい