第36話  りあらいず 20101002





警部と助手

警部はホームズみたいな

007みたいな



古美術商に事情聴取に行く


そこに本部から

犯人の足取りがモールス信号みたいので入る



犯人を追うべく店を出る警部と助手


実は古美術商は犯人とグルでその暗号を盗聴していた




車の中でどうやって暗号を解読するのかたずねる助手



警部は指で読むんだと言う


ジャズみたいな音楽のレコードを回してそこに暗号の

ツーッ、ツ ツーッに合わせて指を落とすと音が拾えて暗号の言葉が聞こえてくる





一方で暗号を解読しようとしている古美術商の挿話


こっちはもっとデジタルな仕方でやってるけどうまく解読できない


それはなぜかってことは警部と助手の場面で語られる




レコードを指で引っかくように音を拾いながら空白も読んでるから(解読できるん)だという


空白は(無音とか沈黙とかあらゆうそうゆう意味)



レコードを何回点も回して

溝が刻まれてないとこも指でたどる


ツーッ ツッ ツーッ



そうやって次第に暗号が音から言葉にきこえはじめていた






もう一つは別の話



オレンジと茶色い縞に丸まったきつねさん



私の質問に答えるのに

入らなくていいとこに入って

答えてくれていた



「どん底をかいま見たから ああやって書いたけど」って


明るいトーンで



どん底っていうのはその人にとってか世の中のことかはっきりしなかったけど

私はショックを受けて



「淡々といつもしてるきつねさんが…」ってガーンってなって


なんでもいいから力になりたいと思っていた




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