第5話 すぅぱぁ~ふぁいと☆ 20091230



ボクシングの試合のような

ステージのようなものの開始を直前にした

控え室のようなところにいる


私はもう一人の人と

そこに座っている



新しい衣装に着替えたその人が

部屋に入ってくる



試合を前に体を慣らすように

部屋の中を軽いステップを踏んでは

動き回っている



緊迫した感じが伝わってきて

とても声をかけられるふうではない



ふと床に目をやると

その人が脱ぎ捨てた古い肌着が

5、6枚落ちている



私はそれを拾ってはたたみながら


『洗ったほうがいいかなぁ~

 でも終わるまでに乾くかなぁ~

 干すとこもないな~

 古いから捨てるかなぁ~』


などと 考えている




もうすぐそれがはじまるようだ




ドアを開けて彼が出て行ったのなら

私もそのサイドに向かうことだろう




 朝みた夢











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