六章 古代王国の遺産

「で? どうしてこうなった?」

「あはは」

 真也のツッコミに優香が力なく笑う。二人とその他大勢がいるのは天神島の西分島にある天神空港だった。

 探検隊各員はそれぞれ動きやすそうな服とリュックサックを背負っている。

「どういうことか説明してくれ、颯太、輝、翔朧」

「実は、先日真也が乗っていたモノレールが襲われた時に真也が敵を潰しただろう?

敵はその残党みたいでさ、真也を狙ってくる可能性が高いから護衛しろと言われたというか、囮にして潰せと言われたというか、そんな感じ」

「まじか、で、三人が同行すると?」

真也の問いかけに三人が揃って首を縦に振る。

「じゃ、まぁ、行くか……」




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