さわり(「見どころ、聞かせどころ」の意味)

 「圧巻」の類語で、「見どころ、聞かせどころ」を意味します。小説や映画などではクライマックスシーン、歌謡曲ならサビに当たりましょうか。

 漢字で書けば「触り」です。


 とにもかくにも、漢字表記も含めて誤用止む無しと申せましょう。

 「ちょっと触ってみる」と言いつつパソコンやスマホを操作する時には、極々表面的で入り口的な部分に触れることになります。日頃からこの導入部的な意味での使い方の多い「触る」を違う意味で使われてもそうそう対応できるものでもありません。

 そして「出出でだし」「導入部」のような言葉より格好良く見えるので使いたくもなります。「走りの所」ではちょっと長い。

 色々としょうがないことの多い言葉です。


 結局のところ、誤用が市民権を得るのを待つのが良いのかも知れません。

 ただ、小説には誤解を生まないように使わない方が良いでしょう。

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