うがった見方(「本質に触れた見方」の意味)
語感から、何となく「ひねくれた見方」のように感じらるのが「うがった見方」です。
しかし、漢字で書くと「穿った見方」となり、ひねくれたのとは違いそうだと何となく感じられもします。
「穿つ」とは「穴を空けること」で、例えばりんごに穴を空ければ種の部分が見通せもします。つまり、深く内面を見ることができるのです。
結果、「穿った見方」は「深く内面を捉えた見方」と言った意味になります。
そんな訳で、「君、穿った見方してるね」なんて言われた場合には褒められていることになります。
ところがぎっちょんちょん。
言った人が憶え違いをしていて「ひねくれた見方」の意味で使っている可能性もあります。
あるいは、「痛い所を突いてくるなぁ」と言う気持ちで言った可能性もあります。
後者であれば認めたくない思いを含んで言っているでしょうから、苦々しげな顔で言うのではないでしょうか。
するとどうでしょう。
初めて「穿った見方」と言う言葉を聞いたのであれば「ひねくれ者」と言われているように感じられます。「ひねくれた見方」の意味と受け取っても仕方ないように思います。
こうなると、この言われた人が誰かに言う場合に「ひねくれた見方」の意味で使って誤解の再生産も行われるようになるのではないでしょうか。
結局のところ、誤解を生みやすいので使わない方が良い言葉のようです。
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