小さな恋の話

ハマナス

カラスと黒猫の深夜※番外編

時々悲しくなる。

あのときの自由が恋しくなる。

そのとき私は屋根の上を走る。


そういえば、一度落ちそうになったっけ。黒猫はそんな事を考えながら家に戻り、窓を開けた。そしたら、


「おっ、おかえり~」

「はぁ、また来たの?」

「いいだろう?寒いんだから。」

いつもならこんな会話は明るく済ますんだけど、今はそんな気持ちにはならなかった。何故だかわからないけど、誰でもいいから抱き締めて欲しがった。黒猫はカラスに抱きつき胸に顔を埋めた。

「寒いな」

「うん、寒い」

二人はそんな会話をしながら布団に入り眠った。

黒猫は温もりを感じながら眠りに着いた。


カラスは黒猫が寝たと感じ目を開けて黒猫を愛おしいそうに眺めてる。そして、デコにキスをして囁いた。




「おやすみ。」




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る