応援コメント

第133話 届かぬ温もり、凍てついた心」への応援コメント

  • 拝読しました! 昨日はツクールに没頭していてこちらに気づけず……すみません!

    リオンハルトの悲痛! 長命の種は厭世的になりがち、というのは機械化生命であるリオンハルトも例外ならず。リオンハルトとパパ、半機械生命となっているこの二人はとくに世界システムのアップデートを求めている気がしますね、精神の部分が更新されないと彼らは滅びに向かって進んでしまいそうな危うさ。世界最大の帝国の指導者階級が鬱気味だと非常に困ったことになりそうですが、だからこそ創世樹を目指している?

    ライザの献身、リオンハルトに届かず。むしろ届いているけれどもこれ以上愛する人を不幸にしたくないために遠ざけようとしているような? 今回すこし陰惨な狂気をみせたリオンハルトですが、濁なる行為にもたくさん手を染めたとはいえ彼の地位と能力があって初めて救えた人々も数多くあったはず。リオンハルトは理想を追う完璧主義なのか、理想に届かない自分を許せないような様子ですよね……。下手をすると理想のためにあらゆる犠牲を強いて果たせず、あとで後悔するタイプですが、リオンハルトにはライザと一緒に幸せになってほしいところです。

    それでは、今日もありがとうございました! 無条件に明るく元気な楽しさではなく退廃的な苦悩を感じさせるお話、こういうのもまた良きです!

    作者からの返信

     今回もお読みいただきありがとうございます!!

     いえいえ。毎回応援コメントを頂けること自体、僕のように凡庸なWeb作家には願ってもないほどありがたいことなのです。責める必要が何処にありましょうか……いつも感謝しかありません。むしろ御自身の創作にも変わらず精が出ていらっしゃることを嬉しく思いますよ。

     リオンハルトの孤独と悲痛。常人よりも遥かに長い時を生きてきたがゆえの辛苦もありますが、やはり生きている環境ですかね…………身内が非人道的な野心に燃える高官だったり、世界の生命をまるごと作りかえてしまうような存在ですから、放っておくことも出来ない…………普通なら軍をやめて一般市民として生きる道を選びそうなものですが、そんな安息すら自ら拒んで軍人であり続ける。

     そういう意味では、リオンハルトも何処かまともじゃない、異常な狂気や執念、鬱状態に苛まれていると言えてしまうかもしれません。実際、現実の軍隊や警察など社会の中でシビアで非情な選択と行動を取らざるを得ないような組織では本当にこういう人いそうですよね。切ない。

     これまで苦悩とともに生きてきた人の傍にいる支える立場の人を大切に描いてきましたが……ライザの愛が報われる時は来るのでしょうか? 筋書きをほぼ固めている今でもまだ描き出すまで疑問です。

     次回はガラテアサイドの中、改造兵4人に焦点を当てています。ガラテアサイドになるとどうしても陰惨な話になりがちですが、作品を彩る登場人物の人生として見てくださると嬉しいです。