応援コメント

第75話 愛しき者」への応援コメント

  • 拝読しました!

     ガラテアにおける一幕、そう思いきや物語の根幹に大きくかかわってきそうな、ヴォルフガングとアルスリアの存在!

     奇しくもグロウがエリーの前に現れた時とほぼ同じような顕現を経て、しかし今の状態は邪悪……かどうかはまだわかりませんがひとを慈しむ慈愛はなさそう。星の創世の力が身の内にかかえる慈愛と聖性がグロウ、峻厳苛烈と人を嬲る残酷さがアルスリア、というところでしょうか? それとも目覚めさせたエリー、ヴォルフガングの精神が投影されている? なんにせよアルスリアが大きな壁となるのは間違いなさそう。

     今回のところはやられっぱなしだったリオンハルト、冷静さを取り戻すことはできるのか。ガラテアを改革するという彼の望みは愛情を渇望する実父にして魔道に堕ちた上官を倒さなければ為されないという、つらい宿命ですね。能天気なエリーとは打って変わり、ハードなガラテアサイドの主人公。副官、ライザという支えがあれどリオンハルト自身もサイボーグ化していて時間の流れが違う、というのはこの二人の悲劇も予兆していそう。

    それでは、本日も楽しませていただき、ありがとうございました! リオンハルトに心の平穏が訪れることを祈りつつ、続きも楽しみにしています!

    作者からの返信

     今回もお読みいただきありがとうございます!!

     ヴォルフガング、そしてアルスリアはグロウと並んでこれ以上無いほどの物語のキーパーソンですね!!
     星の身に抱える聖なるものがグロウ、苛烈さがアルスリア…………そういう設定にしても面白いかもしれませんね。表と裏、光と影のような。作者なりの狙いとしてはエリー、ヴォルフガングの精神が~ という辺り、結構近いと思います(笑)

     父と対峙する子、というのは壮大な物語によくある宿命的なテーマですよね。全面的にリオンハルトを主人公にしていてもある意味、『創世樹』の物語は描けたかもしれませんね……ライザは設定資料も作っていないような情況で「そうだ。リオンハルトにも支えてくれる人を登場させよう」と思い至った結果、急遽登場と相成りました。ただ、ガラテアサイドはやはり書いていてつらいものがありますね。などと言いつつ、あと5話ほど(短めだけど)ガラテアサイドのエピソードが続きます。
     アルスリアは何者か。グロウとの関係は。いずれ相応しいタイミングで明らかにしようと思います。