拝読しました!
痛ましくも熱く強き愛の絆! ガラテアの連中は本当に最悪なことをしてくれましたが、その中にたった一つの救い、でした。お館様=お父様までも廃人、そして死に追いやられて、セリーナもミラが居なければ同じ道を……というところ、そう考えるとミラという女性はセリーナの人生を何度となく救っているのですよね。聖女というのは歴史に残る活躍をするのではなく、野にひっそりと咲くものかもしれません。
それにしてもガラテア……武人の供出命令、と言われても普通には優秀な兵の徴発だとしか思いませんよね。そこに人体改造を施すとはやりようが下衆。リオンハルトが内から変えよう、変えたいと願うのも分かる外道ぶり。彼には早く権力の座について、体制を変えてほしいものです。
それでは、今回も素敵なお話を有り難うございました! 少し早いかも知れませんが今年もいろいろと有り難うございました、そして来年もよろしくお願いします!
作者からの返信
今回もお読みいただきありがとうございます!!
作中のガラテア帝国は悪です。近現代におけるナチス・ドイツなどがかなり非道な武力組織だったので、そこを想起させてしまうかもしれませんね…………。
でもそこに属しながらも人間的な良心を備えた(リオンハルトのような)人もいて欲しい、というのは僕の願望のようなものだと思ってます。革命の鐘はいつ鳴り響くのか…………今後は僅かではありますが、ガラテア側にも人徳を持った人ももっと登場させたいなあ、と思います。
単なる歳の近い主従関係を超え、恋仲になったセリーナとミラ。蟠りを抱えたセリーナを鎮める為にミラが自らの肉体を犠牲にする、という展開は早くから考えてはいましたが、本当にそこまでする必要あるのかな……とずっと迷ってはいました。
ミラはまさしくセリーナにとっての聖女です!!
幼少期は友達として世話を焼き、ガラテアに侵略された時は命を懸けて諌め、貴族の家で苦悩するセリーナに貞操すら捧げ…………そうですね。真に英雄や聖女と呼ばれるような人は勇ましく戦いの場に出る人よりは、そんな人たちを支え、いざと言う時に自分を捨て去る勇気を持っている人なのかもしれませんね。
次回はセリーナの過去・後編。遂にファラリクスを出奔することにしたセリーナ。何故セリーナがのちのち戦闘狂に堕してしまったかは想像に難くないと思いますが、ミラが何故セフィラの街で宿屋の従業員になっているかは……意外にシンプルな理由だったのかも?
年内に更新出来るかわかりませんが、次回もお読みくださると嬉しいです!!
セリーナとミラはいわゆる、百合ですが
セリーナやミラの本当にやり場のない感情というのが二人の尋常でないやり取りを通して伝わって来ますね…そうまでしてミラはセリーナのことを……一筋縄では読めない二人の絆と愛と。百合要素を昇華させた、mkー2さんの尖ったセンスに脱帽です……!これは尊い。
※製本化など考えてらっしゃいますか!?
Webでも応援したいですけど是非紙でじっくり読みたいですね…もしも刊行予定ありましたらその際は予約させていただきます。
ところどころ気になる伏線や読者を引っ張って来る要素が大冒険!ワクワクします!
作者からの返信
続けてお読み下さりありがとうございますー!!
今思えば、10年ほど前から創作活動を始めて以来、必ずと言っていいほど自作品にセクシャルマイノリティ(性的少数者)の人が出てくるんですよね……百合でも薔薇でもバイでも。自分の趣味と言ってしまえばそれまでですが……w
セリーナとミラの過去を描くにあたって、『ここまでする必要あるのかな……』と何度か躊躇ったのですが、どの創作でも早い段階で想像してしまった描写って何故か外せなくなっちゃうんですよね…………他にも描写が残酷だったり過激になり過ぎたんじゃあないかと思う過去の創作が沢山横たわってます。
※紙の本で読みたい、というお言葉……すっごく嬉しく思います!!
もう何年か昔の自分ならば、地方の同人誌即売会で製本して持ち寄るなどしていたでしょうが、コロナ禍もあり、製本して頒布するにもハードルが高くなっちゃいました……。
理想は小説投稿サイトで人気を勝ち取り書籍化を打診したいところですが、見ての通りコンテストなどに応募しても鳴かず飛ばずなので、それも難し。同人誌即売会も漫画やイラスト本はともかく、小説は会場で軽く立ち読みするには時間がかかり過ぎてしまうので敬遠されがちなんですよね…………。
それでも僕の作品を手に取って鑑賞したい、という真に有難い声も稀に頂きます。
そこで考えたのですが、『紙の本で欲しい』と言ってくださった方には、少部数で不器用ながら自分で印刷・製本して贈答用としてプレゼント差し上げたいのですが、いかがでしょう?
ここでは返信しにくいでしょうから、ツイッターでもリプなどお送りしますね!