しんみりしそうになった時に、誰かがそのことに感づき、気持ちを推し量って、勇気づけてくれる。
想いやっているのは内では皆一緒だけど、外から声をかけてくれる人がいるからこそ、皆同じだと気が付く。
誰かのいまだ気付けない気持ちを知るために、新しい仲間が加わる。
仲間っていいですね。
作者からの返信
応援ありがとうございます!
以前から主人公が一人で闘う、もしくは主人公が多くを背負う、みたいな話を書いてきているんですが、やっぱり仲間は良いですね…………主人公だけが頑張る側なのでなく、苦しむ仲間を精神的にサポートするという見せ場もありうることに気付きました(本来当たり前のことかも?)。
制御し切れない、未知の力に怯えているのは実はエリー自身だったので、グロウの不安も分かち合えました。しかしそういう自分に対して恐れを抱くことは本来万人がなりうるとも思いました。自分の調子がいい時につい苦しい立場の人に配慮の足りない接し方をしてしまうとか、傷付けることを過剰に恐れるとか、日常でみんな遭遇する事だと思います。
そういうことで他人とぶつかることはよくある事だけど、せめて理解し反省したなら……エリーのように朗らかに微笑んで「ハイ終わり!」と言える人には憧れますね。
拝読しました!
わからないものへの恐怖、それの猜疑心は集団社会の中でたやすく憎悪や嫌悪に変わり、いわば魔女狩りを生む土壌となりうるもの。たぶんグロウが普通の大都市に引き取られることにでもなっていたら、そうなったのでしょう。
けれど個人と個人という関係の中で優しい人々の中にあればグロウのような特異な子も「ちょっと普通じゃないけれど優しいいい子」として認められるもので、グロウにとっては「お姉ちゃん」であるエリーや、家族になるガイたちの存在は非常な救いになっているでしょうね、周りがみな理解者でいてくれる、というのはすごくすごく、救われることです(これは自分が精神症で周囲の人々に救われた経験からそう思うのかも知れませんが)。改めてみんなに受け入れられたグロウ、これで自分からエリーたちのもとを離れるようなことは考えなくなればと願います。エリーにも「忌まわしい鬼の力でも、護るべきもの」の存在を再確認して一回りの成長だったでしょうか。
それでは、本日も読ませていただき、有り難うございました! 現在新作構想中とのことで、そちらも無理しない程度に頑張って下さいませ!
作者からの返信
今回もお読みくださりありがとうございます!!
己の力と、他人からの猜疑に苦しんでいたのは実はエリーだった。思えば幼少の頃からそうでしたね…………。
逆にセリーナのように武門の家で育った人ならば『力』は他人に認めてもらえる心地好さとか強さに繋がっていたかもしれませんが、やはり他所へ行くと味噌っかすに遭いましたし。
僕もまさに病気の自分のことをわかろうとしてくれる、助けようとしてくれる人のお陰で今があります。その点は現実世界でも感謝すべきですよね。
さて、旅のひとつの拠点としてセフィラの街にまもなく到着です。エリーたちにまた新たな冒険と変化がありますよ。