ピタゴラス教団
山川一
第1話 教団
アキレス少年は算数の好きな少年で日がな問題を解いていたそうな。
少年があまりに算数が好きなので、ある時、先生がピタゴラス教団という算数の研究者グループへの招待状を書いてくれました。ピタゴラス教団は、算数の研究ばかりやっている変人の集団で、近所の人たちは気味悪がって悪魔が住んでいると噂していました。少年は新しい算数の道を開くため勇気を振り絞ってピタゴラス教団に行くことにしました。
教団の門のところまできました。
「私はここの司書をしているものだが、君は?」
「アキレスと申します。算数をしたくて入団しにきました。」
「なるほど、ではまず資格審査をしよう。ついてきたまえ。」
アキレスは色々なことを聞かれました。
なぜ、教団に入ろうと思ったのか、どのような算数をしているのか、友達はいるのかなど。入団の面接だったようです。
しばらくすると司書は言いました。
「よろしい。入団を許可しよう。明日からここに通いたまえ。」
「わかりました。ありがとうございます。」
そういってアキレスは頭を下げました。
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