「若き幻肢」

煩先生

 

僕の地獄で

雨傘が咲く

病も隠して

助かる故に


寒空落ちた

錯覚を観る

旋律の網で

仄暗いから


君の憂世で

初恋は干る

鏡と結んで

歪める儘に


妖精舞った

胎内に妬く

断絶の匣で

心無いから

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

「若き幻肢」 煩先生 @wazurai

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ